ドラマは、最終回を迎えました。
患者さんと、ドラマの感想をブログで
書く約束したこともあり、
ドラマの感想を最後まで書くことが
できました。

中途半端に終わらずに、
良かったと小生は胸を撫で下ろすので
あります。

◆出演者

五十嵐奈々(深田恭子)
五十嵐大器(松山ケンイチ)
川村亮司(平山浩行)
杉崎ちひろ(高橋メアリージュン)
亮司の息子、亮太(和田庵)
主婦・小宮山深雪(真飛聖)
小宮真一郎(野間口徹)
青木朔(北村匠海)
広瀬渉(眞島秀和)
レディースクリニックの医師・
片岡(伊藤かずえ)
大器の母・聡子(高畑淳子)
大器の妹・琴音(伊藤沙莉)
留美(橋本マナミ)
渉の母、広瀬ふみ(田島令子)

奈々は流産をしてしまい、
テーブルに手紙を置いて、家を
出て行ってしまった。

驚いた夫の大器は街中を探し回るが、
奈々の姿は見つけられない。
奈々の母親から連絡をもらい、
大器は奈々の故郷の伊豆?へ。
海岸をひとり歩く奈々をやっと
見つけ出した。

2人の会話に共感する人もいるだろうし、
え~、まだ1回の流産で、
そこまで考えてしまうの~と、
思う人もいるかもしれません。

海岸で2人座ってから、
奈々と大器の会話・・・

大器:
「びっくりしたよ。居なく
なっちゃって。」
「お母さんから電話あるまで、
近所を走りまわっちゃたよ。」

いきなり、奈々の返事。

奈々:
「大ちゃん、別れよ。」

突然の会話に驚く大器。

大器:「なんで!」

奈々:
「治療を続けてく自信がなく
なったの。」
「治療をやめるなら、大ちゃんと
一緒にいる意味がないでしょ。」

大器:
「奈々が辛いのはわかるよ。」
「でもさぁ、言っていいことと悪いこと
あるでしょ。」
「別の人と子供できて、俺がそれで
幸せになれると思ってんの?」

奈々:
「子供がいる未来が描けていなかった。」
「赤ちゃんと一緒に消えちゃった。」

大器:
「・・・で、俺はどこに行ったの?」

奈々:
「大ちゃんを幸せにしてあげられ
ないから。」

大器:
「奈々にとって、俺って、ただの
子作りの相手?」
「俺って、その程度の存在だったの?」

奈々の薬指から結婚指輪は、
はずされていたのでした。

当院に初めて来られる患者さんの
多くが、不妊歴2年とか3年以上の
方々です。
ステップアップして、何回も何回も
体外受精したけれど妊娠できなかった。
妊娠したけれど、流産を繰り返す。

そんな不妊治療の辛い体験をしてきた
人からしたら、奈々の気持ちも
わかるけれど、もっと辛い思いを
しているけれど頑張っている人も
いっぱいいるんだよ・・・と思う
人も多いのではと思いました。

良く不妊治療は出口が見えない
迷宮のような・・・と言われることが
あります。
確かに、試験のように、
努力=結果に結びつくようなものでは
ないです。

だけど、
経験的に努力が結果を
引き寄せているではないかと思います。

全てではないですが、
当院に来られて不妊治療を卒業されていく
多くの患者さんは、多忙な時間を縫って
鍼灸治療に来られました。

心とカラダのバランスを取り戻して、
妊娠体質になるように、すごく努力
されているのではないかと思います。

話はゲイカップルの朔と渉へ。
世田谷区だったと思いますが、
パートナーシップという、男女の婚姻では
ないですが事実上の婚姻の証明書を
もらっていました。

そこへ、渉の母・ふみが・・・。
いつの間にやら、宿敵だった朔と
仲良くなって、息子が二人できたみたい
・・・と言っていました。
渉の母・ふみの適応能力すっごいと
思ったのでした。

川村亮司(平山浩行)
杉崎ちひろ(高橋メアリージュン)の
家族は亮司の息子、亮太(和田庵)の
「氏」を変えることにすることに。

亮司が事実婚契約書を、
ちひろにして欲しいとお願いすると、
ちひろはあっさり、パバッとサインする。

小宮真一郎と深雪夫妻は、
結局、離婚の危機を乗り越える。

コーポラティブハウスの4家族のうち、
奈々と大器以外の3家族は、
ま~るく収まりました。
ちゃんちゃん・・・と言う感じ。

3家族の関係が丸く収まっていく中、
ひとり心が荒れていく大器。
そんな息子を見かねて、
大器の母・聡子(高畑淳子)は、
奈々を訪ねる。

聡子は奈々に・・・
「夫婦一緒に辛い思いしたらいいん
じゃない。」
「それが夫婦ってもんじゃないの。」
「一生、一緒にいたいと思えるパートナーと
出会えたことも奇跡なんだよ。」

聡子の熱い言葉に胸を打たれ、
奈々は意固地になっていた自分を
見つめなおすことができたよう。

そして、奈々は大器のもとへ。
2人は、しばらくは子供のいない生活も
考えてみようということになった
ようです。

これで、ドラマの4家族は、
それぞれの問題をのり越えて、
ま~るく、ドラマの話は収まりました。

ん~、何か納得できないような。
最終回の予想が外れてしまいました。

結局、2人だけの生活をして数年後、
残っていた1個の受精卵を移植して、
妊娠でき、出産。
赤ちゃんに恵まれたのではないだろうかと
思っていたら、
ドラマはそこまで話は進展しませんでした。

先読みしすぎましたね。

子作りを休憩して、先ずは2人の生活を
エンジョイしてみよう・・・で、
その後のストーリーは視聴者の想像に
おまかせなのかな。

不妊治療がきっかけで、
夫婦仲が悪くなってしまったと、
感じている方も多いと思います。

大切なのは、夫婦が仲良くするという
ことでしょうか。
みなさんが夫婦になれたのは、
奇跡なんだから。

Omura