深田恭子主演のドラマ
『隣の家族は青く見える』
(フジテレビ系/毎週木曜22時)の
第2話、見ましたよ。

第1話は、不妊をテーマにしたドラマ
にしては、ちょっとズレているのではと
思いましたが、第2話は、もしかして
面白いドラマになるかも・・・の予感を
感じさせる内容になっていました。

もっとシリアスなドラマかと思いきや、
意外とライトな感じで見れました。
それもそのはず、脚本が中谷まゆみさん。
「ラスト・シンデレラ」
「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」を
書いた人だから、内容がちょっと
軽めなのかと思いました。

コーポラティブハウスと呼ばれる
集合住宅に住むことになった、4家族が
ぶつかり合いながら織りなすストーリーに
不妊治療のテーマも絡んで、
それぞれの家族の幸せ探しみたいな
者になるのではと思います。

不妊治療クリニックで、
奈々(深田恭子)はフーナーテスト
子宮卵管造影検査もクリア。
ドクターから特に問題ないと言われましたが、
問題がないからと言って不妊ではない
と言われてしまいました。

当院に来られる患者さんで、
ドクターから同じようなことを
言われた経験がある人、結構多いです。

特に原因がわからない・・・と言われても、
患者さんの立場からしたら、
どうすればいいのだろうと悩んで
しまいますね。

タイミングを3回ほどというのは、
3周期ほどトライしてから次を考えて
みましょうということで、
それから次を考えましょうと言ってたように
思います。

タイミングを3周期は、ちょっと短いかも。
フーナーテストも子宮卵管造影検査も
クリアしていたら、半年くらいは
タイミングで様子見てもいいのではと
思いました。

・・・次を考えましょうという言葉は、
ほぼ人工授精にステップアップ
しましょうと言われるのだろうな。

夫の大器(松山ケンイチ)の気持ちも
わかるな~。
不妊治療を始めてから、
「この日はタイミングだから
早く帰って来てねなんてメール打たれると、
男性側にプレッシャーがかかって、
楽しい夜の営みも何だか義務的になって
しまう。

あんなに楽しかったはずなのに・・・
なんて、タイミングの回数が増えると同時に、
義務感も増してくる。

女性からすると排卵日が決まって
いるので、指定された日にタイミングを
とらないと、また1ヵ月妊娠の可能性が
伸びてしまう。

ご主人がタイミングの日に仕事や
友人との付き合いでお酒飲んで夜遅くに
返ってくる・・・もう、奥様は気分が
悪くなってしまうのも仕方ないかも。

ドラマでは、奈々と大器のお互いの
思いやりが描かれていて、いい夫婦だなぁと
思いましたが、現実はなかなか
ドラマのようにはいかないかもしれません。

杉崎ちひろ(高橋メアリージュン)と
2人の子供をもつ主婦・小宮山深雪
(真飛聖)とのバトルは、第2話から
そんなに激しくていいのかいと感じました。

お隣さんと、なかなか言葉のバトルは
できないよね。
まっ、ドラマだし。
ただ、「自分の物差しだけで他人を測るなって
言ってんのよ!」とちひろが激高するシーンは、
テレビを見ていて拍手をしたり、
胸がスカッとしたりしたのでは・・・。

主婦・小宮山深雪の考え方で、
女性だから子供を産んだ方がいいと思うのは
もしかすると自然なのかも。
それは、女性しか子供を産めないから。
だけど、子供を産みたくないという選択肢も
あるしね。

子供を産みたいけど、なかなか妊娠しなくて
悩んでいる人もいるし、
これは難しい問題なのであります。

でも、意見を押し付けるのは良くないよね。

ラストシーンに、
青木朔(北村匠海)が、広瀬渉(眞島秀和)に
おねだりキスを求めたシーン。

奈々は見てしまった・・・。
で第2話は終わりました。

このシーンは必要なのかな・・・?
と思ってしまいましたが、
きっと今後のドラマの展開に色を
つけるのだろうか?

Omura