閉院のお知らせをしてから、
ブログを更新することは、
もういいかも・・・と思い、
「隣の家族は青く見える」の感想を
書くのをどうしようかと迷っていて、
ちょっとスルーしていました。

ですが、何人かの患者さんが、
先生、ドラマの感想のブログが
止まっているけど、もう書かないの?
楽しみにしていたのに~
なんて言われました。

そうですね、途中で終わるのも
中途半端なので、頑張って続きを
書くことにしました。
第8話と9話が、ごっちゃ混ぜに
なったけど、内容を思い出しながら
書いてみました。

◆出演者

五十嵐奈々(深田恭子)
五十嵐大器(松山ケンイチ)
川村亮司(平山浩行)
杉崎ちひろ(高橋メアリージュン)
亮司の息子、亮太(和田庵)
主婦・小宮山深雪(真飛聖)
小宮真一郎(野間口徹)
青木朔(北村匠海)
広瀬渉(眞島秀和)
レディースクリニックの医師・
片岡(伊藤かずえ)
大器の妹・琴音(伊藤沙莉)
留美(橋本マナミ)
渉の母、広瀬ふみ(田島令子)

「妊娠してますよ」の先生の言葉。
一瞬、本当に?
そして涙ぐむ奈々。

奈々「大ちゃん、できたの。」
赤ちゃん、できたの」
大器「ホントに? ホントに?」

まさかドラマが始まって、
奈々と大器が体外受精まで
ステップアップするとは思いも
しませんでした。

ドラマ的に、体外受精で妊娠!
となると、かなり画期的だと思うから。

体外受精の説明会まで行ったけど、
体外受精をする前に自然に妊娠!!
的なストーリーではないかと
思っていたからです。

だけど、喜びもつかの間。
奈々はコーポレスハウスに住む
4家族とのバーベキューパーティーが
始まるときに、お腹を押さえて
倒れてしまう。

足には出血したであろう、
血液が筋を作っていました。
いったい、奈々はどうなって
しまうのだろうか?

結局、奈々は流産してしまう。

優香(安藤美優)は勇気を出して、
母親の深雪にダンスができる学校に
行きたいと声を振り絞る。

深雪は自分の気持ちもわからないで、
わがままを言う娘に手を上げようと
してしまう・・・

その時、ちひろ(高橋メアリージュン)が
振り上げた深雪の手を止める。
2人は再び、口論のバトルを
おっぱじめる。

奈々はみんなが仲良くなればと思い、
一緒にケーキ作りを提案。
次第に、深雪もちひろも、お互いに
小さいころ母親の愛情を受けられなかった
過去を知り、だんだんと打ち解けていく。

深雪は夫の真一郎(野間口徹)から
出されていた、離婚届に判を押して、
夫に渡す。
これからのことを、夫婦でちゃんと
話ができたシーンである。

でも、きっと仲直りするんだろうな。
子供のためにも、そして自分たちの
ためにも。

朔(北村匠海)は渉(眞島秀和)の
母の家へ足を運ぶ。
ドアのベルを押して、出てきた渉の母は
すぐさまドアを閉める。

そんなことが続いたが、あきらめずに
朔は渉の母に合いにいった結果、
やっと家に入れてもらえることになる。

朔と渉の母、ふみとぎこちない会話が
はじまるも、ふみの気持ちも少しは
ゲイのカップルに対する偏見が
薄れていくようでした。
だが、ふみの心は理解しようと
するけれど、納得できない気持ちで
複雑でした。

私がいけなかったのだろうか・・・と
自分を責めるふみ。

ちひろは三人の生活にも慣れてきた。
自分の子供ではないけれど、
亮太(和田庵)を愛おしく思う
ようになり2人の距離も縮まっていく。

亮太の誕生日にと思い、深雪に教わった
ケーキをこっそり作る。
サプライズのつもりが、亮太はその
ケーキを振り払って床に落としてしまう。

ちひろは亮太はまだ自分のことを
良く思っていないのだと勘違いする。

亮太の誕生日と思っていたのは、
実は亮太の母の命日だったのである。
とんだ勘違いにちひろは心から謝る。

ちひろが誠心誠意、亮太に謝るので、
亮太の心の内をちひろに明かす。

亮太も母に辛い言葉を投げかけて
後悔していることを、ちひろは
知るのである。

ちひろと亮太は、以前より増して
分かり合えるようになったの
ではないだろうか・・・。

流産をしてしまった奈々は、
再びクリニックに向かおうと気持ちを
新たにする。

家を出る時に、バッグにつけていた
マタニティマークが目に入る。
じっとそれを見つめていると、
涙があふれて止まらない。

マタニティマークを引きちぎろう
としてもなかなか取れない。
ぶちっと音を立てて、
マタニティマークの糸がちぎれる。

まるで、奈々の心が壊れていくかの
ように・・・。

涙、涙、涙なのでありました。

さて、次回は最終回。

4家族の行方は・・・。
奈々と大器はどうなるのだろうか
・・・。

奈々は流産してしまうのですが、
彼女の場合は、完全流産。
「胎児(胎芽)や胎盤などが、
子宮の外に全て流れ出た状態」です。

不全流産というのもあって、
「胎児や胎盤などが完全に排出されず、
子宮内に一部が残ってしまう状態」。

流産したのに、なかなか次の生理が
始まらないと思ったら、胎児や胎盤などが
完全に排出されず、子宮内に一部が残って
しまうために、β-hbgの値がゼロに
ならないのです。

この場合、様子をみて生理が来るのを
待つか、子宮内をきれいにするための
手術が必要になります。

流産の確率は、
日本産科婦人科学会によると、

◆妊娠5〜7週で22〜44%
◆妊娠8〜12週で34〜48%
◆妊娠13〜16週で6〜9%

年齢にもよります。
35歳くらいになると約20%。
年齢とともに確率は上がって、
40歳くらいだと、40%を超えます。

奈々の場合は、年齢が35歳という
設定だったかな?
妊娠12週未満だったので、
早期流産になります。

ほとんどの場合、染色体異常が
原因なので、妊婦が原因ではないのです。
受精の段階で、染色体の異常だから、
これは仕方のないことなのです。

だから、同じような経験をされた方は、
自分が悪いのでは・・・なんて、
思わないでください。

今は着床前診断(PGD)や
着床前スクリーニング(PGS)の
選択肢もなくもないので、
着床前診断を受けることで、流産の
確率を下げることが可能になってきて
います。

奈々も、自分を責めないでほしいと
思いました。もちろん、夫の大器もね。

Omura