冷え症が改善され、
基礎体温表がキレイになってきて、
おりものが増えるようになって、
生理13日目~14日目で排卵できるように
なってきた

Cさん(39歳)が当院に来られて、
5回目の治療の時に、股関節のストレッチを
加えることにしました。
Cさんはご自分でも股関節が固いことが
気にはなっていたようです。

1回の治療で長年固くなった股関節周囲の
筋肉や関節を伸ばしたり柔らかくしたりするのは、
ちょっと不可能です。
できないこともないですが、一度に無理をして
股関節の治療をすることにより、
かえって逆効果の時があります。

数回に分けて、股関節のストレッチを
していく方が良いのです。

6回目の治療の時にCさんは、
ふと言ってくださいました。

「そういえば、最近足の冷えを感じなくなっています」
「あんなにいつも下半身や足の先とか冷たかったのに」
「余り冷えを感じていない気がします」

早くも、Cさんの冷え症は改善されてきていました。

これは、鍼灸治療にと股関節のストレッチを
加えることによって、全身の血流が改善してきた
からでしょう。
特に股関節のストレッチは、下半身の冷え症には
効果的だったと思います。

9月、当院の治療は15回目。
Cさんの基礎体温表は月経周期を重ねるたびに、
キレイになっていきました。
当院に来られた当時は、基礎体温表はガタガタで、
月経周期は40日くらいとかなり長めでした。

でも、Cさんは当院で鍼灸治療に来られて、
今回は生理から13日目で、
はっきりとおりものが多くなっているのがわかった
ようです。
ですから、生理から13日目~14日目で排卵
できる体質に変化してきたのです。

この周期は、タイミングをされたのですが、
妊娠には至りませんでした。

ただ、
冷え症が改善され、
基礎体温表がキレイになってきて、
おりものが増えるようになって、
生理13日目~14日目で排卵できるように
なったので、Cさんは随分と気持ちが前向きに
なってきたのです。

Cさんは診察に行くストレスとカラダをメンテナンス
したいということで、不妊治療専門病院の診察は
休んでましたが、体調がよくなったことと、
気持ちが前向きになれたようです。

Cさんは40歳を迎えようとしていました。
40歳という年齢とキーワードは、Cさんにとっては
不安がありました。
できれば、30歳代で妊娠したかったという
希望を持っていたからです。
現実は、厳しいものがありますね。

しかしながら、Cさんは
10月に入り40歳を目前にして、ショート法で
再度、採卵にチャレンジすることになりました。

to be continued
Omura