やっと妊娠できました。No.19-3
47歳で初めて出産しました

とにかく子宮内膜が薄く、
なかなか厚くならない。
漢方のセカンドオピニオンも
いかがでしょう。

Aさん(39歳)のとき、2月に胚移植。
マイナス判定でしたが、これで凍結胚は無くなって
しまいました。
鍼灸治療を始める前の凍結胚です。

3月になってクロミッドで採卵予定。
生理9日目の診察で、右に9ミリ、左に10ミリの
卵胞が育ってました。
卵胞の育つスピードは遅いです。
普通なら14ミリ~15ミリに成長していても
おかしくはありません。

それに、クロミッドの影響をもろに受けてでしょうか、
子宮内膜は3.3ミリと超薄い状態でした。

採卵できて、子宮内膜の準備が厚くなって
整っていれば、そのまま新鮮胚の移植になったのですが、
子宮内膜が薄過ぎるので、採卵で来たら
凍結することに方針を変えられました。

Aさんに意見を求められ、
私もその方がいいと思いますよと言いました。
まだ、鍼灸治療をはじめて、2ヵ月が過ぎたころ
でしたから。

人間のカラダの細胞が生まれ変わるサイクルは
3ヵ月~4ヵ月くらいかかりますから。
カラダ作りをして、細胞が生まれ変わって、
鍼灸の治療効果がでで、卵胞のグレードが
良くなるのも3ヵ月~4ヵ月かかります。

良くショート法などの採卵周期が始まってから
ご予約をいただくことも多いのです。
できれば採卵を予定している2ヵ月前くらいから、
治療に来ていただければ効果的だと思います。

もし、ショート法などの採卵周期に入ってから
ご連絡いただいた場合は、何もしないよりは
治療させて頂い方が効果がありますので、
治療させていただいています。

Aさんの話に戻りますが、
初めて治療に来られた年は、4回の採卵で
5個の凍結胚を確保することができました。

ですが、胚盤胞にはなりにくい方でしたので、
受精2日目、3日目の初期胚での凍結になりました。

この年、漢方の処方も薬局で処方されていたのを
服用されていたのですが、量が多くて、
漢方を飲み続けるのが辛いと言っておられました。
その処方を見させてもらうと、
こりぁ処方を見ているだけど胸が詰まるくらい、
いっぱい漢方薬を処方されていました。

1ヵ月に9種類もの漢方を飲み分けなければ
ならない処方になっていました。
いつ、どの漢方を飲めばいいのか・・・
病院のお薬も飲まないといけないし、
漢方を飲み忘れたりすることも、しばしばあった
ようです。
漢方によっては気分が悪くなる場合もあったようでした。
毎月、約5万円。
お財布にちょっときびしいかも・・・。

Aさんに、もし漢方を飲むことが
ストレスになるのなら、服用を一時休んでみたらと
アドバイスしました。
もしくは、セカンドオピニオンで漢方クリニックを
紹介するから、一度、訪ねてみたらと言い、
漢方クリニックをご紹介しました。

不妊治療専門クリニックや当院のような
鍼灸院や整体なども、もし疑問に思ったら
セカンドオピニオンの声を聞くのも、
大切だと思います。

to be continued
OMURA