心拍も6週で出たのですが・・・で前回は終わってしまいました。
9月8日にやっと妊娠できましたNo.2-⑤を紹介して以来になります。
ちょっと間が開き過ぎました。
続きで読んでいただいていたのに、楽しみにしておられる方も
おられたでしょうが、ごめんなさい。
その間、いろいろと紹介することが増えてしまって、
続きを書けなかったのです。

さて、結局、Nさんは妊娠したけれど、赤ちゃんの心拍が停止してしまい、
流産されました。
心も体もボロボロの状態でした。
そんな中、実家に帰ってお母さんと世間話をしていて、
母の何気ない一言がNさんの傷ついた心にグサッと刺さってしまったのです。

「妹はすぐに妊娠するんだけどねぇ」。

この母の何気ない一言に、Nさんは深く傷つき、
その言葉が脳裏から離れない日々が続いたのです。

友人や兄弟、両親など、親しい人たちの何気ない一言が
トラウマになってしまうことはありませんか。
不妊治療の現場では良く効く話です。
トラウマがストレスになって心が疲れ果て、
妊娠したいけど、自律神経が失調してしまいホルモンバランスが
崩れて排卵しにくくなったり、卵胞の育ちが遅かったり、
グレードが悪くなったりしてしまうことがあります。

悪気があって言ったのではないけれど、どうしても心の片隅に
引っかかるものができてしまいます。

Nさんから今後のことを相談され、まずは治療を休むことを勧めました。
そして彼女は3カ月ほど疲れ切った心と体を癒して回復させるため、
病院へ行くのを休まれました。
ただ、鍼灸治療に来ていると体が楽になるし、気持ちも落ち着く時間が
できるということで、鍼灸治療は来られました。

無料カウンセリングでもよく案内することですが、
誰にも相談できずにネットで情報を検索しているうちに
何が何だか頭が混乱してしまって・・・というときは、
誰かに相談することをお勧めしています。
ただ、現実問題として相談できる人がなかなか周りにいないという
人が多いと思います。
そんなときは、良かったら無料カウンセリングに来てみてください。
方向性を見つけるきっかけになるかもしれません。

Nさんは年末年始を挟んで、3か月間鍼灸治療だけ来られて、
トラウマは残るものの以前よりは随分と体調が良くなってきました。
そして、Nさんは「次の採卵を最後にしようと思っています・・・」
と僕に告げたのです。

to be continued
Omura