Hさんの初診時は生理から29日目。
ソフィアAを服用後、2日経っての
ことでした。

ソフィアAを服用すると、おおよそ
3日目~5日目くらいには生理が
始まります。

Hさんの初診時の私の診断は、
明らかに「ストレス」
肝気鬱結(かんきうつけつ)という
症状でした。

瘀血(おけつ)は少なく、肌の血色も良く、
見た目にはとても健康な感じがしましたが、
Hさんのお話を聞いていると、
かなりのストレスを抱え込んでいるのだと
思ったのでした。

Hさんは中肉中背のタイプで、
特に太っているとか痩せすぎていて
妊娠しにくい状態ではなく、
ストレスからくる気血の巡りが悪くなって、
妊娠しにくい状態になっているのだと
思いました。

ベットに横になっていただいて、
舌の状態、脈の状態、そしてお腹の状態を
見させてもらいますが、Hさんはとっても
お腹の張りがあって、硬い状態でした。

お腹の張りや硬い状態を硬結(こうけつ)と
言いますが、これはストレスが長い間
溜まっている状態の時に出てきます。

それに、ストレスが原因で生理不順になったり、
生理痛がきつかったりします。
Hさんは生理痛もありました。

それに、さきほど中肉中背のタイプと
言いましたが、下半身はむくんで冷え症も
かなりありました。

下半身のむくみは、カラダの水分代謝が
悪い状態です。
これは水分代謝に関係する「腎」の力も
弱っていて、それに生殖能力も低下ぎみ
ということになります。

スポンジに冷たい水を含ませると、
スポンジが重たくなって冷たくなります。
カラダも「腎」の力が弱くなって、下半身に
水分が溜まると下半身が冷え、むくんで
カラダが重たく感じます。

Hさんの治療はいかにストレスを
軽減させて、カラダの冷えとむくみを
取ってあげられるかがポイントと
言えるでしょう。

2回目の治療は生理から7日目。
セロフェンを服用して採卵の予定の
ときでした。
9日目の診察で出てきた卵胞は3つ。
15ミリ、14ミリ、11ミリ。
15日目で採卵して、胚盤胞で1つ
凍結できました。

採卵後、すぐにソフィアAを14日間
服用されました。
次の周期も採卵するためです。

生理が始まり、生理5日目と8日目に
鍼灸治療をしました。
今回もセロフェンを服用され、
卵胞は3つ育ちました。

いつもは空胞が多い右の卵巣から
採卵した2個の卵胞が胚盤胞になり、
2個凍結できました。

このように、鍼灸治療の効果
言えるのが、
いつも卵胞が育ちにくかった
卵巣の血行が良くなり、卵胞が
育ってくるケースをたくさん見て
きました。
スーパーライザーPXの照射
卵巣の働きを活性化させるのに
一役買ってはいますけれど、

鍼灸治療と組み合わせることで、
効果が上がっています。

Hさんは、またもソフィアAを服用され、
生理が始まった次の周期は、
胚移植の予定になりました。

to be continued
Omura