◆転院という選択肢

・・・そしてまたて採卵することになりました。
クロミッド2錠/日×5日間で3個採卵。3つとも授精。
Freshの3日目で移植したのは2個。
マイナス判定。

すぐ次の周期に同じようにクロミッドで卵胞を増やして、
人工授精。今回は4個ほど卵胞が育つようになりましたが、
生理が来てしまいました。
卵胞の質がまだ十分でないなのか、それともクロミッドを使っていて
卵胞は育つけれど、薬の影響で内膜が薄くなってしまい、
着床しづらかったのかはどちらとも言えません。
ただ、育つ卵胞の数が増えてきているのは、卵巣の血流が
良くなっているからだと思います。
それに、最近は以前よりストレスを感じなくなってきているようです。
ですが、生理が来てしまいました。

またすぐに同じ方法で4個採卵。1個だけ授精。
採卵3日目のグレードはG1でした。鍼灸治療の成果もあって
グレードも良くなってきています。
今回は移植1週間後の「脈」の流れに妊娠の脈の気配がありました。
移植して1週間ぐらいで「妊娠の脈」が出ると、70%~80%の割合で
妊娠されてます。
ただ、判定までの残りの1週間で上手く着床が持続しない場合は
妊娠の脈は消えてしまいます。

Fさん、今回は上手くいきそうだったのですが、残念ながら
生理が来てしまいました。
ただ、本人いわく体調はいいようです。

そして2013年3月、ずっとクロミッドを使ってきたので
やはり卵巣を休ませてやらなければなりませんよね。
今回はクロミッドを使わずに、自然に出でくる卵胞を
採卵しましょうということになったようですが、生理から10日目で
卵胞が9ミリと7ミリの2個出てきましたが、成長が遅いので、
結局hmg300単位を2回も注射されました。
卵胞は4個に増え、4個採卵。2個授精。
余り賛成はできなかったのですが、Drから胚盤胞にチャレンジしましょう
ということで、培養していましたが4日目で分割停止。

40歳以上の方で採卵してもなかなか胚盤胞にならないタイプの人は
Freshでも凍結でも2日目や3日目の胚移植で妊娠されるケースも多いです。
逆に胚盤胞になっているのに胚移植しても結果がなかなか出ないという
人も多いように思います。

クリニックによっては、胚盤胞で1個しか移植してくれないところもあって、
ある患者さんは1年間採卵に臨んだけれど、すべて胚盤胞にならなかったから
1年間も胚移植できなかったという患者さんもおられます。
もちろん胚盤胞になって移植する方がデータ的には妊娠率は高いのですが、
移植数の分母がはるかに胚盤胞で移植しているケースが多いので、
一概に3日目の移植の方がダメとは言い切れないように感じております。

実際、当院で卒業されている40歳以上の患者さんの約50%くらいは、
3日目の胚移植で妊娠されております。

Fさん、4月になって次はまた人工授精。結果が出ず。
こんなに頑張っているのに・・・と自問自答の繰り返しの日が
続いてしまうと、どこまで治療すればいいのかわからなくなってしまいますね。

でも、まだ妊娠はしていませんが、やはり鍼灸治療を始める前と比べると
足の冷え症はまだあるものの、ストレスも軽減されているし、
何より体調は良いということでした。

そこで、治療を継続することと作戦を立てることは不妊治療の現場では
大切なことだと思いますが、「気分を変える」「方法を変える」ということも
一理ありな時があります。
Fさんも残された時間が無いので悔いのないように治療したいという
相談を受け、転院を進めてみました。
もちろん信頼のおける先生のところへ。
Fさんもそのクリニックはインターネットで検索して気になっていたようでした。
ネットだけではどんな先生か、どんな治療家をするのか、
その先生の技術は・・・なんてわかりにくいですよね。

長年不妊治療に携わっているので、どこのクリニックが患者さんに
向いているのかはわかっているつもりなので、
ネットではわかりにくい情報を説明しています。

Fさんにはそのクリニックが向いていると思ったので、
背中を押してあげました。

新しいクリニックでの治療方針は・・・。

to be continued
Omura