2012年の6月、Kさんは43歳になっていました。
4回目の治療の時に初めて当院で鍼をしました。
・・・というのも、まず心身の疲れで硬くなったカラダをリラックス
させる必要があったからです。
当時は整体のスタッフもおりましたので、整体を中心の治療から始め、
全身がほぐれてから様子を見て鍼をはじめました。
現在は整体の専門コースはありませんが、必要に応じて10分程度の
推拿整体やマッサージはしております。
スタッフのレベルが向上したので、整体やマッサージは10分程度で
大丈夫です。

5回目の治療の時は生理から54日目で、3日前の診察で卵胞は10.4mm、
セキソビットが追加になっていました。
3日後の診察で、卵胞は消滅。
排卵してしまったのか、卵胞が委縮してしまったのかは定かでは
ありませんでした。
結局、リセットでプラノバールを10日間処方されました。

ブラのバールは7日間、10日間、12日間、14日間、18日間、21日間と
処方されるドクターのさじ加減で服用する日数が違います。
長くても21日間。
3周期もプラノバールを服用すると、せめて1周期は服用をやめて、
体を薬から解放させてあげる方がいいのではと思います。

ず~っとプラノバール飲んでいると、ず~っと高温期ですよね。
中には気分が悪くなってしまって服用をやめられる方もおられます。
頭痛や足のむくみがきつくなって・・・と言う話も少なくありませんし、
お薬だから副作用があるのは仕方がありません。

ただ、ブラのバールを服用している間の鍼灸治療は、
高温期が続くため「気が上り過ぎる」のを防ぐ治療を加えます。
すると、吐き気、頭痛、むくみなどの症状が和らぎます。
東洋医学的にストレスで気が上ってしまっている状態の人に、
高温期を続けて作ることは決して陰陽のバランスから良いとは思えませんので、
高温期の基礎体温が上がり過ぎないように微調整をします。

ですから、プラノバールを服用している間も次の周期のことを考えて、
できれば治療に来ていただいております。

Kさんは服用中に1回治療に来られました。
服用後に生理が来て7日目に来院され、生理2日目の
血液検査で出たFSH(卵胞刺激ホルモン)の数値を教えてくださいました。
FSHは7.1と、数値はとっても良かったです。
(前周期のFSHは15.34で良くもないですが、
とても悪くはなかったです。)

ですが担当Drはクロミッドなどの排卵誘発のお薬を出されませんでした。
何故、排卵誘発をしなかったかは、FSHの数値が良かったことと、
少なくなってしまっている卵胞を無駄に出させないためだと思います。

排卵誘発しないで自分の力で出てくる卵胞は、比較的に生命力が強い傾向にあるからです。
ただ、Kさんは、もともとなかなか排卵しないのでどうなることやら・・・。

to be continued
Omura