「ぜ~んぜん、痛くなかった」

大村:「では、1本、三陰交に鍼をしてみますね・・・」と言って、
Mさんに鍼をしました。
(三陰交の話は、2015年11月27日のブログを参考にしてください)

「どうですか?痛くないと思うけど・・・」

Mさん:「えっ!!・・・もう鍼をしているんですか?」
「ぜ~んぜん、痛くないです」と言うと、突然、
またポロポロと涙を流して、しくしくと泣きだして
しまいました。

大村:「どうしたのかな?」
Mさん:「もしかしたら、また痛かったらどうしようかと不安だったんです」
「鍼が痛くなかったので、安心して治療に来れると思うと、
何だか以前のことを思い出して、涙がでできてしまったんです」

Mさんは2ステップの凍結胚移植を予定しているので、それに合わせて
治療に来てもらうようにお願いしました。

◆鍼灸治療
1回目
この日からルナベル21日間服用なので、高温期を作る治療。
右の足が2センチ短いのは、股関節のねじれもあったので、
左右の股関節をAKA療法を使った治療で整復しました。

股関節の歪みは5分もあれば治ります。

2回目
前回の治療の翌日、少し眠たい感じと言うか、気だるい感じが
あったとのこと。
これは、鍼治療の好転反応で、経絡の滞っているところが
鍼のツボ刺激でスムーズに通りだしたと言うことです。
気だるさの後はスッキリします。

ルナベル服用中で高温期を安定させる治療。
ただ、肝気鬱結(かんきうつけつ)のタイプの人には、
気を静めて、ホルモンバランスを安定させる治療もします。

3回目
ルナベル服用中の治療で、前回とは別のツボを選んで
治療いたしました。
プラス、星状神経節にスーパーライザーを使い、自律神経の乱れを
整えるようにしました。

(スーパーライザーについては、
当院のホームページを参照してください。)

ストレスで硬くなった、腰や背中の筋肉を推拿療法で軽くマッサージ。
硬くなった筋肉をほぐすことにより血行が良くなります。
疲れていた体はリラックスして自律神経のバランスが整い、
それに伴って女性ホルモンのバランスも整います。

次回は、4回目以降の治療について書きたいと思います。

to be continued
Omura