中医学的アロマ講座 4 キャリアオイルについて
身近にオイルと言えば、オリーブオイルやゴマ油などが
思い浮かびます。
それらは植物の種子や果実から抽出されており、
オイルマッサージを行う時はアロマオイルを希釈するために
使われることが多く、キャリアオイルと呼ばれます。
キャリアオイルにはオレイン酸やリノール酸、
その他ビタミンA,E,Bなど肌に良い成分が
含まれていますので、キャリアオイル単体で体に
使うこともできます。
そこで注意です!
私も何度かダメにしたことがありますが、
それらには使用期限がありです。
酸化してしまうのです。
オイルが空気中の酸素を吸収して酸化してしまうと、
オイルの薬効も下がり湿疹など肌トラブルを
起こしやすくなるのです。
もちろん臭いも酸化してキツイ臭いになってしまいます。
ちなみに、不純物の多いオイルを塗ってから直射日光を浴びると
色素沈着をおこすと言われるので、そこもお気をつけて。
では、どのくらい置いておけるの?ということで、
いくつか取り上げてみました。
ホホバ油 | 8か月~1年 |
カメリア(椿)油 | 8か月~1年 |
アボカド油 | 4か月~1年 |
スイートアーモンド油 | 3~4か月 |
グレープシード油 | 2~3カ月 |
他にもまだ種類はありますが、開封後に使い切る目安までの
期限は2~3カ月から長くて1年くらいが目安みたいです。
グレープシードオイルは比較的安価で良く使われますが、
多く買った場合は使い切らないと早く酸化してしまうので、
使い切る自信がない人はホホバオイルあたりがおすすめ。
(右の写真はイメージです)
さて、オイルも酸化したものを使うと良くないですが、
人の身体も酸化すると良くないですね。
活性酸素は卵子や内膜の質にも悪影響があると言われます。
身体が酸化する原因は
「ストレス」「葉紫外線」「電磁波」「睡眠不足」
などと言われ、身体の酸化は細胞や組織の機能低下を意味します。
携帯電話やスマホで電磁波の影響を受けている人も
少なくないと思います。
ビタミンCやE、ポリフェノールやゴマのゴマリグナンなど
が抗酸化作用を持つと言われているので、
「もしかして私もストレスや電磁波の影響受けてるかも!?」
という人は意識して日々の食事に気を付けた方がいいですね。
もちろん、鍼灸治療で身体のめぐりを良くすることも効果的。
お肌も体の内側からきれいになりますよ。
鍼灸師・ホリスティクセラピスト
安田ブログNo.11