チェンジ・オブ・ペース
ドイツで開催されていた男子テニスのゲリー・ウェバー・オープンで、
錦織圭選手が棄権してしまって、とっても残念でした。
BS朝日で放送予定だったので、画面の前でバッチリ準備して、
試合を見ようと思ったのに・・・。
ケガでは仕方がありませんね。
左のふくらはぎのテーピングはガチガチに巻いていても、
痛みをこらえながらプレーしている姿を見て、
棄権した方がいいのに・・・、ウィンブルドンが控えてるしなぁ・・・と
思っていたら、ヤッパリ棄権だった。
私も恥ずかしながら学生時代からテニスをしているので、
少しは分かるのですが、テニスって結構ハードなスポーツです。
長距離を走るマラソンランナーと違って、リターンされてくる
ボールを打ち返すために素早く移動する時に足に負担がかかります。
少しふくらはぎを痛めているだけで、歩けるけれど試合になると
何倍も痛みの箇所に付加がかかって試合どころではないのです。
試合が長くなればマラソンランナーのような持久力も必要になってきます。
そして、試合の流れを変えるためにどのセットでギアを上げるか、
相手の出方をみて球種をフラットなのか、スピンなのか、それとも
スライスを織り交ぜてチェンジ・オブ・ペースをします。
流れを変えるということが勝負のカギを握ることがあります。
患者さんで採卵が続いていて、授精しなかったり、分割が進まなかったり、
卵巣の奥に卵胞が育ってしまい採卵できなかったり・・・と
なかなか前に進めないことが続くことが良くあります。
そんな時は、「1ヵ月でいいから、ちょっと休んでみたら」・・・と、
アドバイスすることがあります。
焦りばかり出てしまって、心と体のバランスが不調をきたすと、
やっぱり女性ホルモンの分泌が少なくなってしまいます。
これでは質の良い卵胞は育ってきませんね。
一人目の時は何度タイミングしても人工授精してもできなかったのに、
やっとの思いで体外受精したら妊娠される方がおられます。
受精卵が残っているので出産後1年半~2年してから治療に
来られる方が、胚移植の前にとりあえずタイミングしてみてと
タイミングに合わ鍼灸治療をして、自然妊娠される方も少なくありません。
これも一種のチェンジ・オブ・ペースが上手くいって妊娠されたのだと
思います。体がリラックスしている・・・って、健康にもいいしね。
因みに私も陶芸を初めまして、生活のリズムを仕事ばかりではなく、
やってみたかったことを初めて、日々の生活に少し「無心になる時間」が
できてストレス発散できています。
写真は人生初の処女作。
次回は何か土を削っていくようです。
作品が出来上がったら、ブログにアップしますね。
Omura