今回は、ローズマリーの中医学的なところを
少しご紹介しましょう。
ローズマリーは中医アロマにおいて、主に血流を良くして
心を落ち着かせる作用があります。
経絡でいう心経・小腸経タイプに分類されます。

血の巡りを良くしてくれるので、お血(血の滞り)の解消の
助けになります。滞った気の流れも流してくれるので、
ストレスやイライラで気滞(気の滞り)のある人にはお勧めです。
使用時期でいうと、質の良い卵子や良い内膜を育てる
生理後から排卵前までの時期に合っているでしょう。

お血気滞は肩こりや肌荒れにもつながります。
肩こりがつらいときマッサージオイル(ホホバオイルなど)
10mlに1~2滴たらして混ぜ合わせたアロマオイルを使って
首や腕や手を軽くマッサージしても良いですね。
腕や手には心経・小腸経に関するツボが集まっていますから。
もちろん、鍼灸治療もお血や気滞の解消には効果的です。

前回はローズマリーの花を少し載せましたが、
ラベンダーもきれいに花を咲かせている時期ですね。
…と思いきや、ラベンダーの開花時期は5月~7月とのことでした。
何枚か写真に撮ってみたのですが、言われてみれば蕾のものが多いかな…

① ストエカス系ラベンダー
ホームセンターなどに行くと良く見る、甘い匂いがして
観賞用ラベンダーとして人気のあるものです。
花の先端にウサギの耳のようなものがついているのが特徴です。
白・赤・紫などの花の色があります。

①

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

② デンタータ系ラベンダー②
葉っぱがギザギザしています。そのぎざぎざが歯のようなので
「デンタータ」らしいです。
(そういえば、歯磨き粉で「デンター」というものもありますね)

その他、北海道の富良野に咲いているのは

③ アングスティフォリア系ラベンダー
香りも強く、ドライフラワーなどでも使われ、かわいい小さい花が
たくさんついているものです。ちなみにアロマセラピーで
良く使われるのもこの種類です。
香りの違いがそれぞれあるので、違うものを
いくつか見つけたら、葉っぱを少しこすってかぎ分けてみても
面白いかもしれません。

鍼灸師・ホリスティクセラピスト
安田ブログNo.9

 

ラベンダー3