『十分な説明を受けないまま診察が終わった。』 『説明されたが、難しくて理解できなかった。』 『質問するタイミングを失ったまま、次回の案内をされて終わった。』 冒頭でご紹介させていただいたのは、 不妊専門病院に通院されている患者さんの大多数の声です。 不妊治療は、様々な専門用語が飛び交っています。 ホルモンの名前やその数値、 いろいろな検査項目、 排卵誘発剤の種類(飲み薬、注射)・・・ 本来、担当のドクターから説明を受けて、 理解してから治療に入ることが望ましいと思います。 しかし、ご自身の治療内容を理解されている方は、 ごく少数にすぎません。 原因の一つとしては、 どこの不妊専門病院も患者さんで溢れていて、 十分に説明する時間を取れないのが大きいのかも知れません。 そこで、当院では、患者さんからのご要望があれば、 通院のお手伝いをさせていただくこともあります。 次回は、何の目的で診察に行くのか? 処方された薬の意味は? 診察時に何を質問すれば良いのか? 診察目的がハッキリすれば、 治療効果も違ってくるのではないでしょうか? 鍼灸施術も同じです。 当院では、周期療法を行っています。 その名の通り、 生理周期によって、施術内容が違ってきます。 東洋医学的に見たタイプによって、施術内容が違います。 病院の治療経過によって、施術内容を変えます。 つまり、毎回、施術内容が変わります。 そして、目的をハッキリさせてから施術します。 患者さんにもその旨をご説明しておりますし、 それによって、施術効果が上がると信じています。 病院も鍼灸院も、妊娠というゴール(目的)は同じです。 相乗効果を上げていくためには、同じベクトルで併用することが望ましいです。 しかし、病院が鍼灸院の方針に合わせることはほぼありませんので、 鍼灸院が、病院の治療内容を正確に理解して合わせていくことになります。 病院の治療経過に合わせてながら、進めていく鍼灸。 ご興味がありましたら、ご相談ください。 田内