今回は不妊治療で8年間の苦悩から卒業されたY さんのお話です。
Y さんが当院に来られたのは2012年の3月でした。
足立病院の生殖内分泌医療センター受付の横に置いてある
「ふっくら」という情報誌を見てこられました。
去年の秋に「ふっくらNo.7」が出ましたので、No.2~No.7まであります。
No.1 は最初に出た1枚ものなので置いていません。
No.2~No.7 は見開きの4ページなので、ちょっと時間があるときなど
見ていただければと思います。

Y さんの話に戻りましょう。
彼女が当院に来られた時は不妊治療を始めてから6年が過ぎていました。
A 病院に2年、T 病院に2年行き、そしてまたA 病院に2年通院している
最中でした。
偶然に「ふっくら」を見られて当院に電話をいただきました。
A さんは顕微授精で7 回採卵しましたが、4回しか移植できませんでした。
卵胞は10個くらい育つときもありましたが、全滅。
一つも移植できないときもありました。
卵胞が5~6個育って採卵して、2~3個残ることもありましたが、
基本的に受精卵のグレードが悪く妊娠できる状態ではなかったのです。

お話を聞いているとストレスがいっぱいで周りに話を聞いてくれる人が
いないということでした。
生理痛もひどくロキソニンは手放せなくなっていました。
生理1日目~5日目まで、ㇿキソニンを一日3錠服用していたくらいですから。
生理の血の濁りもかなりあってドロドロした感じでした。
東洋医学でいう瘀血(おけつ)というやつですね。
瘀血(おけつ)が酷いと、生理痛もひどくなります。
A さんの治療は、先ず体の気のめぐりを良くして、
瘀血(おけつ)を減らしていくことから始めました。

to be continued
Omura