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花粉症の辛い鼻づまり、目のかゆみの
症状の改善にも役立つ、推拿療法

推拿(すいな)は自己治癒力を高めて健康を維持し、
病気になりにくい身体づくりを目的としています。

また緊張した筋肉を緩和させ疲労を
取り除く効果もあり、そして経絡を
調整し陰陽のバランスを調整する
作用もあります。

推拿療法を使って、身体の陰陽の
バランスを整えるということは、
妊娠体質になりやすいということです。

今回は、数ある推拿の手技の中から、
擠圧類手法の拿法をご紹介したいと思います。
拿(な)法の「拿」の字には、
“つまんで持ち上げる”という意味があります。

拿(な)法は、筋肉や腱を手でつまみ上げて、
力を緩めたりつまんだりしながら行う手法です。
この拿法には、主に

五指拿法、
四指拿法、
三指拿法、
二指拿法の
4種類に分けられます。

4種類に分けられていますが、
部位によって使用する指の本数を
使い分けます。

方法としては、親指と残りの指で
相対的に力を与えます。
イメージとしては、肩もみを行う手つきが
分かりやすいと思います。
主に、頸部、肩部、四肢にこの手法を用い、
基本的には他の手法と組み合わせて
行なうことが多いです。
刺激としては割と強めなので、
初めは軽くから力をいれ徐々に力を
強めていきます。
作用としては、経絡を流れを良くする、
血の流れを良くする、精神を興奮させ
意識をはっきりさせる、鎮痛作用などの
効果があります。

この時期、花粉症で苦しんでいる方も
多いですが、推拿は花粉症の予防にも
効果があります。

推拿を行うことにより人体の自然治癒力を高め、
花粉等の成分に過剰反応を起こしてします
アレルギー体質が改善できます。
なので、全身の気血の流れも良くなるため、
花粉症で鼻の詰まりや目のかゆみ等も
改善するのではないでしょうか。
特に写真のように、顔面にあるツボに
つながっている首の後ろを刺激してあげると
いいかもしれません。

この拿法は“推拿”という名前にも
漢字が用いられている通り、
とてもよく用いられている手法です。

当院の推拿治療の中でもよく用いる手法です。
この拿法も自宅でも簡単に行えるので、
興味があれば一度試されてはいかがでしょうか。

山崎 No.18