足立病院生殖内分泌医療センターで発行されている

最先端医療と東洋医学による未妊サポート情報誌の最新号

「ふっくらNo.10」で当院が紹介しているツボのご紹介です。

三陰交(さんいんこう)

◆足の内くるぶしから手の指の幅4本分。image002
筋肉と骨の際にあります。
血行を良くして冷えを取ってくれます。
ツボの流れである「肝」「脾」「腎」の3つの経絡が交差するので
三陰交と言います。
婦人科疾患の万能のツボと言えるほど、良く使われます。
低温期は気持ちいい程度のツボ押しをゆっくりと10回くらいと、
お灸を1回くらい。
1回で熱く感じなければ、同じ場所にもう一回お灸をします。
お灸は毎日でもいいですし、一日おきくらいでもいいです。

三陰交のツボは
妊娠するためのツボ
安産のためのツボ
・・・ですが、流産させてしまうツボでもあります。

冷え症の方にはおすすめ。手足が火照っている人には三陰交のお灸は
余りおすすめできません。必要以上に温め無い方がいいからです。

低温期や高温期にお灸はいいです。妊娠しやすい状態を作ってくれます。

・・・妊娠の可能性がある高温期や妊娠してからのツボ押しのマッサージは
止めた方がいいと思います。
三陰交の強い刺激は子宮を収縮させてしまう可能性があるので、
流産しやすい状態を作ってしまうのです。

三陰交のツボは冷え症にも、生理痛にも効果がありますよ。
冷え症が原因でなかなか妊娠できないという方も多いです。
ですから、自分でできるツボ押しやお灸をうまく活用して妊娠力を高めましょう。

お灸は市販されている「せんねん灸のソフト」がおすすめですよ。
シールで貼りやすいし、ソフト灸は熱すぎないので程よいと思います。

鍼灸治療の方が効果がありますけどね。

Omura