Cさん(39歳)さんが生理から9日目の治療の時の話です。
前回、鍼灸に生理から4日目に来て、先生にもう終わりかけ・・・と
言いましたが・・・

と、話をされているときに
「鍼治療した日にもう一回しっかり生理があったでしょ・・・」と
Cさんに話すると・・・

「えっ!何でわかるんですか」と言われました。
「そうなんです。鍼治療した日に、またしっかりと出血しました」
「残ってたんですね。いつももう終わっていると思っていましたから、
ちょっとびっくりしました」

前回の治療の時に「今日はしっかり生理を終わらせましょう」と言ったと思います。
いつも自分では2~3日目でしっかり生理が始まって、4~6日くらいで
少しずつ少なくなって終わると言っておられました。

でもCさんの子宮の状態としては、もしかしたらしっかりと生理が終わらず、
子宮内に血液が残ってしまい、その残った血液が古くなってお血(おけつ)に
なってしまい、上手く着床できてないのではと思ったからです。

質の良い受精卵があるのに、なかなか着床しない方にCさんのようなタイプの
方がおられます。
子宮の中ってどのような状態になっているか自分ではわかりませんよね。
子宮鏡検査をすると意外と子宮の中が汚れているのがわかります。

例えて言うなら、金魚鉢の水を入れ換えないでそのままにしておくと、
エサの残ったものや金魚のフンでなどでモヤモヤっとして汚れますよね。
子宮の中も子宮鏡で見ると同じように汚れていることが多いです。

それに出し切れていない古い血が子宮に残っているとなおさら受精卵の着床の
妨げになります。
子宮鏡検査をすることによって、子宮内の洗浄もできますし、
もしも小さなポリープがあればそのまま取ってしまうこともできます。

それと、胚移植前の月とかに子宮鏡検査をしていると先ほども述べたように
子宮内の洗浄もできているので受精卵が着床しやすくなります。
子宮鏡検査をやってだいたい6ヶ月くらいは効果があるでしょうか?
1年に1回くらいされているクリニックもあります。
その頻度はクリニックよって違いがあります。

鍼灸治療をしていると、2~3ヵ月後の生理の色が変わってきます。
キレイな赤色になってサラサラになります。
それは子宮内膜がきれいになって着床しやすい状態になるからです。

開業前に足立病院に勤務しているころに、多嚢胞卵胞で自力で排卵しない患者さんが
おられました。彼女は鍼灸治療の効果もあってショート法で採卵され、
受精卵は胚盤胞になりグレードも良かったです。

ですが胚移植を2回しても着床せずに判定はマイナス。
そこでドクターに子宮鏡検査を勧められ検査をしたところ、子宮の中はかなり
汚れていました。白っぽい藻のようなものがいっぱい子宮の中に浮遊していたり、
こびりついているような状態でした。

そして体調を整えたいということで6か月間、胚移植の準備として
治療させていただきました。
その間の彼女の生理の色はどんどんきれいな赤色でサラサラになっていきました。
6か月後の子宮鏡の検査では、子宮の中は
きれいなピンクでツルツルしていました。

そして、胚移植。判定はプラス。
自分の子宮の状態がわかって良かったと彼女は言ってました。

自分の子宮の中がどのようになっているか知るのも、妊娠のための
一つの方法だと思います。

Omura