大村院長のブログ

三陰交(さんいんこう)の話 ①

三陰交(さんいんこう)の話②

とっても参考になりますよね。
院長は、15年以上前から不妊鍼灸のスタイルとして、
周期療法を行っていました。
それは、生理周期によって施術方法を変えるという事
生理期、卵胞期、排卵期、高温期、それぞれを明確に区別して、
使うツボを変えています。
「三陰交」の使い方もその一つです
さらに、患者さんの体質と病院での治療計画も合わせて、
どのツボが効果的なのかを決定していきます。

さて、周囲が注目する以前から周期療法を経験的に行ってきた訳ですが、
半年程前に、あるTV番組で、その事を裏付ける放送がありました。
その内容は、次のような話でした。

様々な女性の子宮をMRIで検査したところ、
生理中は、奥から子宮口に向かって経血を排出するように動く。

排卵期は、逆に、子宮口から奥に向かって精子を招き入れるように動く。

高温期は、着床を助けるために、全く動かない。

つまり、

『子宮は、賢い臓器で、生理周期によって動きを変える』

という結果が出たそうです。
だから、高温期には子宮はじっと止まっていたいのに対して、
「三陰交」を刺激すると、逆に、子宮の動きを促進してしまい、
子宮の気持ちに逆らうことになるんですね
子宮が、自分で動きを変えているなんて、
生命誕生の神秘を感じますよね。

皆さんも、ご自身の賢い臓器「子宮」の動きをイメージしながら、
「三陰交」を上手に使われると、
また一歩、妊娠に近づけるのではないでしょうか。

タウチ

※写真は、4階の鍼灸院から見た山鉾巡行
約2時間かけて「コンチキチン」の音色と共に、
ゆっくり巡行していましたよ。