紫野
和久傳のくりの葛焼

Aさん(36歳)からいただいたのは、
紫野和久傳のくりの葛焼。

ホームページを覗くと、以下のようなことが
書いてありました。

高台寺の料亭でお食事の後にお出しして
いた葛焼き。
直前に焼いて中まで焼きたての温かさが
伝わってやわらかい食感も口の中で
とろけそうなほど。
その、できたてでしか味わえない
おいしさをぜひご自宅でも温めて味わって
いただきたいと願います。
栗のかけらが入った温かい葛焼きを
ほおばると、秋の香りが広がります。

Aさんは6月の末に直接来院されました。
ときどき、当院に直接来院される方が
おられますが、多くの方は電話での
ご予約とか、無料カウンセリングを
受けられてからご予約いただけます。

直接来院される方の多くは、病院の帰り道に
来られる傾向があります。
妊娠の判定がマイナスの結果になって、
どうしたらいいか悩んでいるときに、
以前から当院のことはホームページで
知っていたので、できることは
やっておこうという気持ちになられている
ようです。

長年、不妊治療専門の鍼灸院を
やっておりますが、妊娠に大切なのは、
カラダを巡るきれいな血の巡りでは
ないかと思います。

Aさんが妊娠に至るまでの治療回数は
8回。
ショート法で採卵する周期の前の高温期が
初回でした。
タイミングが良いと言えは、良いかも。
本当は、採卵する最低2ヵ月前くらいから
治療に来ていただける方が、
質の良い卵子が取れる傾向にあります。

2回目の治療は、生理から4日目。
3回目は、8日目でした。

このように、採卵する低温期に、
できれば2回治療させていただきたいと
思っております。

ショート法で8個~10個採卵。
Aさんは何個採卵したか、はっきりと
覚えていないとのことでした。

顕微授精で7つ受精。
3個の胚盤胞の凍結ができました。

次の周期に子宮鏡検査をしたら、
ポリープがあったので、これを切除。

不育症の検査もおすすめしていて、
結果はバッチリ引っかかっていました。
不育症の検査をしていて、
良かったですね。

4回目~6回目の治療は胚移植に向けて、
低温期に2回、排卵してから1回
させていただきました。

Aさんは自然周期の凍結胚盤胞移植
なので、排卵してから5日目に胚移植に
なります。
凍結の胚盤胞を1つ移植する予定です。

7回目は胚移植の3日後に鍼灸治療。
8回目は8日後。
このときは、鍼灸治療だけになることが
多いです。

お灸が必要な方は、三陰交関元
お灸をします。
タイプによっては、もう少しお灸の場所が
増えることもあります。

お灸の方法は、
小生の著書、
「やっと、妊娠できました。」
~とある不妊治療専門鍼灸院の
心が前向きになるお話~

主婦の友社

の中で、詳しくご紹介していますので、
興味のある方は、ご覧になってください。

さて、Aさんは8回の治療で、判定は
プラス。
妊娠されました。

妊娠13週と4日まで、ほぼ毎週、
流産予防の治療をさせていただきました。

本来は20週になって、
安産のお灸の練習に来ていただくのですが、
何せAさんはアメリカに在住。
アメリカに帰らなければならないので、
前もって安産のお灸の練習をしました。

紫野和久傳のくりの葛焼、
初めていただきました。

栗のかけらが入った温かい葛焼きを
ほおばると、秋の香りが広がります。

と書いてあったのは、まさにその通りでした。

Omura