成長ホルモンの効用
~日常生活を見直す~

それと私は常々思っているのですが、
成長ホルモンの効用です。
卵の質を上げるのには成長ホルモンも効果があるのです。
以前は大変高額な成長ホルモンそのものを注射する方法も
行っていましたが、もっと簡単な方法があります。
午後10時から午前2時までの間に眠ること。
この睡眠の間に成長ホルモンが大量に分泌されます。
ただし眠っていることが条件となります。
早く寝る、睡眠をしっかりとるというのも質の良い卵子の
形成にとても大切です。

現代人はコンピュータの液晶画面を見ることが多いですが、
この光が成長ホルモンの分泌を妨げているのではないかと
思います。
夜、寝る前に強い光を浴びると自律神経が変調をきたします。
現代人は光を浴び過ぎだともいえるのではないでしょうか。

きちんと寝るべき時に寝る、夜は強い光を浴びない、
そのような簡単なことが実は大事だと思います。

・・・と、足立病院生殖内分泌医療センター長の
中山貴弘先生はおっしゃっています。

ふむふむ、なるほど・・・と思うところはありましたでしょうか。
私も良く患者さんにアドバイスしているのですが、
ネットサーフィンのやり過ぎは集中してコンピュータの画面を
何時間も見続けてしまうので、まず目が疲れるでしょ。
肩もこってきて、血行も悪くなりますよ。
交感神経が優位の状態で睡眠に入っても、自律神経が安定しないので
質の良い睡眠がとれにくくなりますよ・・・とアドバイスしています。

でも、なかなか、ついつい見てしまうんですよね。
何か妊娠のためにいい情報がないか調べてしまうんですよ。
・・・と患者さんの多くが言われます。

だって人間だもの。気になってしまうでしょ。
しかし、何でもほどほどが良いと思いますよ。
過ぎるは良くないですよね。
関西でいうところの、ええ塩梅・・・がいいのではないでしょうか。

次回は「やっと妊娠できましたNo.3」
~44歳で出産されたFさんのお手紙~をご紹介しましょう。

Omura