先日、母校の鍼灸学校で講演会があったので参加してきました。

講師は私が中国に留学していた大学から来られた先生でした。

普段、当院では鍼灸の施術の中にマッサージ(推拿)をすることが

多々ありますが、今回の講演の題目も「鍼灸施術に併用できる推拿術」

だったので参加することにしました。

マッサージをする・・・と、皆さんにわかりやすいように書きましたが、

推拿は中国の伝統式なマッサージや整体の方法です。

筋肉の疲労を癒す方法もあれば、体の歪みを調整して整復する方法も

あるんですよ。

ちょっと専門的に書きますが、何となく雰囲気をつかんでもらえれば

いいと思います。

推拿とは一種の”Power”であり、これは生命体にとって十分な

エネルギーを与えるものです。推拿によって体の特定部位に刺激を与え、

体の活気を回復させたり病状を軽減させたりする、自然療法の一つなのです。

推拿には大きく分けて3つの作用の原理があります。

「疎通経絡、行気活血」

気血津液を通る経絡の疎通をはかり、気血の流れを良くします。

「理筋整復、滑利関節」

筋肉やじん帯などの組織を整え、関節の動きを滑らかにします。

「協調臓腑、強身健体」

臓腑と臓腑が互いに協調し合い、健康な体を作ります。

推拿にはこういった作用があり、とても良い治療技術だと思います。

講演の中で講師の先生は、鍼灸治療に推拿をうまく併用すれば

とても高い効果を期待でき、更に漢方も同時にうまく服用すると

相乗効果になるとおっしゃってました。

当院の治療でも鍼灸施術と推拿の併用を患者さんの状態に

合わせて行なっています。患者さんによっては、鍼灸治療よりも

推拿の治療を楽しみに来られる方も少なくありません。

やはり良いものは取り入れながら治療すると相乗効果もあるのでは

ないでしょうか。

病院での治療、そして私たちが行なっている鍼灸、推拿。

西洋医学と東洋医学のお互いの良い所を取り入れながら

治療すると、妊娠体質になって良い結果が期待できると私は信じています。

今回の講演会では、実技の時間もあって中国留学時代に習ったけど

忘れていることもあり、再び思い出すことができ参加して

良かったと思いました。

ちなみに、今回来日された先生の中に留学時代お世話になった

先生もいて、中国の大学を卒業以来の再会もできてよかったです。

山崎 7