最近体調も良くて食べ過ぎ、飲み過ぎの生活が
ちょっと続いていました。
もう若くはないのにスポーツの後のビールは最高!!
調子に乗って酎ハイもグイットやると、そのつけは必ずやってきます。
そう、胃もたれ。

さわやかな春はいずこへ。あっという間に夏の気温?
じめじめした梅雨にはいってしまいました。
朝夕の気温の変化が大きく、湿気の多い日が続き体調を崩されている
患者さんが多いようにも思います。
私自身も梅雨の気候に体がぐったり重く感じられます。

そこで疲れた胃を治して体調を回復されるため、
ここ数日は朝粥生活をしております。
患者さんにお粥の話をして、「お粥さん食べてる?」と聞くと、
ほとんどの方が「食べないです」「作り方がわからない」
「病み上がりの時に食べるくらい」
「ホテルに泊まった時にお粥があったら食べる時もある」など、
何とお粥に対する人気のないこと。
中には数名、「時々食べますよ」「土鍋でつくりますよ」と、
お粥ファンもおられました。

どうも近年朝は小麦食生活の方が多いですね。
それは「パン」。
パン食が悪いとは思いませんし、朝のふかふかのパンはとっても
美味しいですね。
・・・ですが、朝食にごはんと味噌汁やお粥もいいですよ。
東洋医学では小麦は体を冷やしたり、冷ます効果があります。
ご飯やお粥、発酵食品の味噌汁などは体を温める食材と言います。

朝、目覚めて体が活動する前の人間の体温は低く、食事して活動し始めると写真 (1)
体温が上昇してゆきます。
まだ体温が温まっていないときに、体を冷やすジュースやフレッシュサラダ、
パンなどは体温の上昇をしにくくします。
ただ、温かいスープなどと一緒にいただくとバランスが取れていいと思います。

週に1回~2回はご飯に味噌汁、二~三菜、つけものなどはいかがでしょう。
特に梅雨の時期は湿気で胃腸の調子も持たれやすくなりがちなので、
お粥はいかがですか。
白いお粥だとちょっと物足りない感じがしますので、鮭粥、卵粥、五穀粥、
梅粥にしたり、小芋、大根、小豆、その他野菜いろいろ入れて、
出汁でいただくお粥も良いと思います。

朝食に和食を週に2回~3回に変えていただいた患者さんが、
何年も不妊治療を続けていて妊娠できなかったのに、
食生活を見直して3か月~6か月くらいに多く妊娠されております。
もちろん鍼灸治療の効果もありますけどね。

先日、食したお粥は薬膳的お粥。
写真にのお粥は「クコの実と発芽玄米梅粥」というフリーズドライのお粥です。
何かと忙しい朝にとっても便利だしヘルシー。
化学調味料、保存料は無添加です。
もちろん自分で作るお粥が一番いいと思いますが、
フリーズドライ商品もうまく使うとやはり便利です。
それに、意外に美味しかったですよ。

梅雨で胃腸がもたれたら、朝粥生活してみてはいかがですか。

「クコの実と発芽玄米梅粥」の他に数種類ありました。
今回食した「クコの実と発芽玄米梅粥」ですがとっても薬膳的です。
食材のクコの実は・・・

文章が長くなってしまったのでこの続きは次回へ・・・。

Omura