今年も祇園祭が無事終わりました。
当日は、仕事中でしたので、絶好の立地にも関わらず、
コンチキチンの音色を聞くのみで眺めることは出来ませんでした。
しかし、当日の早朝(7時~8時半位)、散歩を兼ねて各山鉾を巡ると、
思いがけない状況に遭遇できました。

1)観光客がほとんどいないのでゆっくり見れた。
2)近くまで寄って写真を撮れた。
3)御神体も置かれて山鉾が完成していた。
(前日までは、まだ御神体が置かれてない山鉾もありました)
4)ハッピを羽織った関係者もいて臨場感溢れる場面に遭遇出来た。

来年は、是非、皆さんも試してみてくださいね。

さて、これから本格的な夏に突入です。
最近、身体に熱がこもりやすいタイプの患者さんをよく見受けられます。
東洋医学的には「腎陰虚」タイプ
以前、大村院長ブログ
何が起こるかわからへん⑨-2 低温期が36.7℃
でご紹介したKさんも基礎体温が全体的に高く、熱がこもっていました。
身体を冷ます力が弱く、体の火照りや乾燥肌になってしまうタイプですから、
夏のシーズンは苦手だと思います。

このタイプの患者さんを問診させていただくと、
時々、疑問に思う事があります。
今回は、そのケースをご紹介します。

疑問1)とにかく温める施術??

以前、通院されていた鍼灸院の経過を問診した時のやり取りです。

『どんな施術方針でしたか?』

『「とにかく温めなさい!」という指導を受けていました。』

『しんどくなかったですか?』

『ええ、そうなんです。身体が火照ってつらかったです』

真冬の季節ならまだしも、夏の時期での火照りタイプの方に対しては、
当院では、基本的に、余分な熱を抜く事が多いです。

何でもかんでも温める事が良い訳ではなく、
身体全体が冷えている時は、温める。
火照りがある時には、冷ます。
何事も、「バランス良く」、「ほどほどに」が一番だと考えています。
それと、以前の鍼灸院では、通院は週に1回、
それも毎回、同じツボを使っていたそうですが、
当院では、周期に合わせてご案内しますし、
その都度、使用するツボが変わります。

それは、当院の周期療法の特徴でもあります。

1)東洋医学的なタイプ分け
2)病院での治療経過と今後の治療方針
3)生理周期
4)基礎体温
5)漢方薬の有無
6)季節や気温

これら全てを考慮してから施術に臨みます。
つまり、その場で判断してから施術しますので、
結果的に毎回少しずつ違ったツボの組み合わせになっていきます。

病院での最先端高度生殖医療の知識を理解しながら、
脈診、舌診などの古典鍼灸の概念で患者さん一人ひとりに合わせた
オーダーメードでオリジナルな鍼灸・整体。
ご興味があれば、是非、お試しください。

田内

※巡行直前の長刀鉾
naninata2013-1

※長刀鉾に集まる関係者
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