前回、玉ねぎヨーグルトっと、
ちまたでブームになっていて、
健康にいいよって話を書きました。

今回は、もうちょっと、
玉ねぎヨーグルトの話をふくらませて、
東洋医学的なお話でご紹介しましょう。

玉ねぎ

気滞、瘀血(おけつ)、痰飲の症状の人に良い。
性質は温性でカラダをあたためます。
味は、甘い、辛い。
肺や胃の調子を整えてくれます。

消化を促進させ、食欲不振、胃もたれ
などに効果があります。
血液サラサラで、
生活習慣病の予防にもなります。

痰飲(たんいん)の「痰」とは、
カラダに溜まった消化不良物質のイメージ。
喉から出る痰は粘りがあったりしますよね。
だから、「痰」も粘りがある
消化不良物質と思っていただければ
良いと思います。

痰飲のタイプの人は、
食べ過ぎや飲み過ぎで、消化しきれない
余った不良物質が、気の巡りを滞らせて、
カラダが重い、痺れる、疲れが取れない
などの症状が出ます。

メタボリックな方に多く、高血圧、
高血糖、中性脂肪の数値が悪い人に
多いのではと思います。

1日1個の玉ねぎは、
痰飲タイプの方には、カラダに溜まった
「痰」の毒素を排出してくれます。
(玉ねぎの大きさは、小ぶりのもので、
大きめの玉ねぎなら半分くらいの量で
いいでしょう)

ヨーグルト

気虚、気滞、血虚、瘀血(おけつ)、陰虚の
症状の人に良い。
性質は平性。
ですが、冷蔵庫で冷やしたものを
食べることが多いので、
お腹を冷やさない程度にいただいてください。

味は甘い、酸っぱい。
肺、脾、肝の経絡に効果があります。
カラダを潤して、便秘の緩和。
それに、カラダの免疫力を向上させて
くれます。
陰虚の人にも良いというのは、
体のほてりなど、よぶんな熱を取って
くれます。
寝汗をよくかいたり、なかなか寝付け
ないなどの不眠症の方に効果があります。

酢たまねぎ、玉ねぎヨーグルトだったり、
玉ねぎってコラボしやすい食材ですね。
比較的安価だし、上手に毎日の料理に
使われるといいですね。

Omura