先日、一人の患者さんから
こんな話を耳にしました。

「家にあるレモンの樹にアゲハチョウの
幼虫がたくさんついてしまうので
幼虫を取らないといけないんです」

「レモンは葉っぱからも良い香りが
するからですかね」
とのこと。

早速、近所にレモンの樹があったので
確認に行きました。
触るだけではあまり香りのしない
葉っぱもありましたが、
葉っぱを指で少しこすると、
…うん、確かに葉っぱからレモンの香りが。

インターネットで調べたところ、
葉っぱをちぎってにおいを嗅ぐと
もっと香るみたいです。
植物ってすごいですね。
パワフルですね。

お灸で使う“もぐさ”
原料は“よもぎ”で、燃やしたときに
オイル成分が染み出ています。

妊活でよもぎ蒸しをされる方も
いらっしゃるでしょうが、
よもぎに含まれるチネオール
免疫アップリラックス効果
兼ねています。

温熱効果のみならずアロマ効果も
合わさっているのですね。

レモンに限らずとも葉っぱから
臭いのするものはたくさんあります。
楠(クスノキ)は葉っぱをちぎって香りを
匂いだ時にスーッとした
樟脳(しょうのう)の香りがします。

私も以前、京都の青蓮院というお寺に
行ったときに葉っぱを拾って匂いだ
ことがあります。
しっかりとした良い香りでした。
樹の葉でいうと、ユーカリもそうですね。

オーストラリアのユーカリが多く
生えている所では通るだけでも香って
くると聞きます。
ユーカリのアロマオイルが葉を原料にして
いるのもとくに香り成分が葉に多く含まれる
からでしょう。

さて、長くなりましたがレモンと言えば
薬膳では「収汁類」に分類されます。
内臓の収縮する働きを改善してくれます。
特にレモンは脾と胃に働きかけてくれるので、
食欲不振にも効果的。

胃腸が健康的であることは子宮や卵巣への
栄養が行き渡ることにもつながるので
おすすめ。
つわり軽減の効果もあると言います。
少し胃腸が疲れたかな?
さっぱりしたいなと思った時は、
野菜、肉や魚にレモンを絞っても良いですし、
冷凍させたレモンを皮ごとすりおろしたら
意外とよい香りづけにもなりますよ。
ぜひお試しください。

安田 No.21