タイプ  気虚や陰虚の人に良い
性 質  涼
味    辛い、苦い
どんな経絡に効果があるか・・・と言えば、

肺、肝、胃の経絡。
気虚は気のパワーが不足して元気がないこと。
陰虚は身体の中の潤い不足のこと。

東洋医学的な効果は、
健脾消食といって、食欲不振の時に疲れた胃腸を元気にして、
消化を助けてくれます。
潤腸通便といって、胃や腸を潤して、便を出やすくします。
便秘解消ということですね。

性質は涼なので、下痢気味だっり、冷え症の方は食べ過ぎないように
してください。

猛暑が続いて身体はバテバテ。
夏は身体に熱がこもりやすいために食欲不振になりやすくなります。
だから、身体にこもった熱をとる。
失われる水分を補給して、潤いをキープ。

今、暑い夏にしっかりと栄養補給して身体に
熱をこもらせないようにして、潤いをキープしておかないと、
秋になってシミやそばかすが増えてしまいます。
疲れた胃腸が働かないと便秘にもなってしまいます。
便秘は肌荒れの原因ですからね。

では、その対策はといえば・・・
旬の野菜はトマト、きゅうり、前回ご紹介したセロリなど。
フルーツも水分とビタミン補給に欠かせませんね。
潤いを補うのには乳製品、ゴマなど。豚肉もいいです。

さて、今回ご紹介するのは「オクラ」1469772503340
安価で手軽に使える夏バテには・・・オクラなどいかがでしょう。
オクラは英語って知ってました?
Okuraです。原産地はアフリカ。
アフリカでは乾燥させたものを粉にして、スープにして
飲むようです。

オクラにはカルシウム、鉄、カロチンなどが豊富に
含まれているのと、ネバネバ食材に多く含まれる食物繊維のペクチンの
整腸作用で下痢や便秘を解消して身体に熱がこもらないように
してくれるからでしょう。

良く見かけるレシピに
「オクラ、納豆、山芋のネバネバ三兄弟丼」みたいなのが紹介されていますが、
やっぱり理にかなっている。
オクラに納豆の良質の植物性タンパク質に山芋パワーで、
元気回復できそうですね。
オクラに含まれるムチンはタンパク質の吸収を助けてくれます。
だから、納豆との組み合わせが良いです。

この丼の話を患者さんとしていたら、「なめ茸も加えたら
もっと効果があるかも・・・」なんて話になりました。
「なるほど・・・それもいいね!!だけど、ちょっと、ネバネバ過ぎかもね」
な~んて話になりました。(笑)

オクラにはコレステロールを減らす効果もあって、
動脈硬化や糖尿病の予防にも良いです。
腸での脂肪の吸収を抑制してくれるから。
免疫力アップにも良いですよ。

あと、オクラを生で塩もみしてうぶ毛を取って、細かく刻んで
包丁で叩いて、器に入れて、大さじ2杯くらい水を入れて
かき混ぜてネギトロのようにします。
温かいご飯にかけて、かつお節をかけて、ちょっと醤油をたらす。
麦とろご飯のようにして食べても美味しいよ~。

写真は生のオクラを細かくして、そうめんにのせて、
納豆を加えてぶっかけにしました。
「オクラと納豆のネバネバぶっかけそうめん」
食がすすみますよ。

さて、旬の食材をいただいて、
肌がきれいになることは、全身の血行が良いという証です。
細胞が潤っているということ。
だから、良質の卵胞が育つようにります。
カラダは食べ物でできているのだから。

Omura