キャベツ

体質  気虚、気滞、水毒
性質  平
味   甘
帰経  肝、胃、腎
主な作用は胃腸虚弱、胃もたれ、胃潰瘍

身体のこもった熱を取り、余分な水分を排出します。
胃の諸症状(腹部の膨満感、胃もたれ、胃痛)を改善します。
げっぷが出るときにも効果があります。

胃腸の粘膜を保護して、潰瘍を修復、予防してくれます。キャベツ1
それはビタミンKやビタミンUが豊富だから。

キャベツは胃の働きを助けることによって、食欲を増進させる

働きがあるので、胃の気の流れを高めてくれます。
特に胃の気と言うのがあって、そのまんまですが「胃気」
高めて疲れやすい人にいいですね。

ビタミンK
出血した時に血液を凝固させる因子を活性化させる。
骨にあるたんぱく質を活性化し、骨の形成を助けるので、キャベツ2
骨粗鬆症の予防にいいです。
血管の健康にも効果がありますよ。
小松菜やほうれん草などの緑黄色野菜に多く含まれます。
納豆にも多く含まれますが、血液の凝固剤を服用されている人は
避けた方がいい食品です。
お薬の効果が悪くなってしまうからなんですね。

ビタミンU
胃の粘膜を保護するビタミン様の物質です。
別名はキャベジン。
な~るほど、だから胃腸薬のキャベジンなんだ・・・。

キャベツは比較的安価で、年中スーパーにありますので、
普段からサラダや炒め物、特にスープにして食卓の一品にキャベツ3
上がるといいですね。

コンソメスープでサッと煮ていろんな野菜と合わせてもいいし、
私はキャベツの味噌汁を良くいただきます。
ただ、キャベツの性質は「平」ですが、体の熱をとるので
生で食べすぎるのは避けた方がいいです。

キャベツに含まれるビタミンUは壊れてしまうので、
胃腸の調子がちょっと悪くて・・・というときは、
生で食される方がいいです。

キャベツとしその千切りを合わせて、「キャベツとシソのサラダ」
などはいかがでしょう。
シソの気を巡らせる効果と体を温める効果が加わり、
気分もスッキリ。
キャベツもシソも細かく刻んでコールスローにすると、パンに
挟むとたくさん食べれそう。
写真は「春キャベツとしそとニンジンのコールスロー」です。
作ってみました。

もう一品は「春キャベツとソーセージ&ベーコンの炒め蒸し」
味付けはコンソメスープだけです。
たまねぎとニンジンも入っています。
蒸しあがる1分前くらいに
チーズをかけてふたをして、チーズがとろ~り溶けていい香り。
最後にブラックペパーをパッパッとふりかけて、超簡単。

サラダのドレッシングはフレンチでもいいし、和風でも中華ドレッシングでも
何でも合いますね。
レモンだけをぎゅっと絞るのも、想像するだけで口の中は
唾液が出てきますね。酸っぱそう!!

フライパンにキャベツをしいて、その上に豚バラをおいて
蒸し焼きにするのも美味しそう。
最後にサッとゆでた菜の花を加えると春を感じさせる一品になります。

ロールキャベツならぬ、ロール肉団子も一口サイズで食べやすいですよ。
レンジでチンしたキャベツに市販の肉団子を巻いて、
トマトソースで煮れば「ひとくちロール肉団子」のできあがり。

キャベツを選ぶ時のポイント
春キャベツは葉の巻がゆるくて、軽いもの。
秋・冬キャベツは葉の巻がしっかりして、重いもの。
どの季節でもしっかりと重いものがいいという野菜の卸をしている
人が言っているのを観たことがあるのですが・・・。
やっぱり、重たい方を買ってしまいますよね。
お得感があるから・・・。
あと、ヘタの大きさは500円玉くらいのものがいいとか・・・。
どちらも葉にツヤがあって緑色が鮮やかなものを
選ばれるといいですね。

Omura