薬膳を楽しもうNo.7 トマトとアボカド
◆トマト
どのようなタイプの人にいいか
血虚、瘀血、陰虚、陽熱のタイプ
性 質 微寒
味 甘味、酸味
帰 経 肝、脾、胃
トマトの赤色はリコピンの色。
リコピンには抗酸化作用があるのは
ご存じの方も多いと思います。
抗酸化作用と言えば身体の細胞を若返らせるというか、
酸化をなるべく防ぐ作用です。
リコピンはβーカロチンの2倍、ビタミンEの100倍の
パワーがあるとか・・・。
トマトには美肌効果のビタミンC、身体の塩分の排出を助けてくれる
カリウムも豊富。
それに、植物繊維も。腸内環境を整えてくれます。
生で食べるのもフレッシュ感があっていいのですが、
食べ過ぎると身体を冷やしてしまうので、ほどほどに。
オリーブオイルを使ってトマトソースにしたりと、
熱を加えると反対に体を温める食材に変身。
リコピンの吸収も良くなります。
だから、トマトはソースに良く使われるのか・・・なるほど。
◆アボカド
どのようなタイプの人にいいか
気虚、血虚、陰虚
性 質 涼
味 甘味、酸味
帰 経 脾、肝
アボカドはノンコレステロールな食材です。
悪玉コレステロールの値を下げてくれます。
トマト同様、植物繊維は豊富。
アボカド1個で、ごぼう1本分くらい植物繊維があります。
ビタミンB2の効果で疲労回復にもいいですね。
トマトとアボカドは食べ合わせの相性が良く、
ちょっとしゃれた料理のレパートリーが増えそうですね。
「トマトとアボカドのサラダ」に好みのドレッシングをかけるだけ。
このサラダにマグロを加えるのも、ありですね。
クリームチーズと合わせて、パンにのせてもいい。
「トマトとアボカドのグラタン」や「たこやエビのアヒージョ」に
トマトとアボカドを加えてもイタリア~ンじゃなくて、
スパニッシュ!!ですね。
アヒージョとはスペイン語で「にんにく風味」という
意味らしいです。
「アボカドと卵のオーブン焼きをトマトソースで・・・」
アボカドの凹んだところに卵を入れて上からチーズをかけて、
オーブンで焼くとほっこりとした一品になります。
トマトソースかケチャップをかけて、できあがり。
私が良く作るのは、「トマトとアボカドとツナの冷製パスタ」
・・・で、作ってみました。
トマトとアボカドをざっくりと切って、ツナを合わせて、
隠し味にたまねぎのスライスを少々加えて、和風ドレッシングで
混ぜるだけ。
冷蔵庫で冷やさなくて、常温でいただきます。
でも、ん~、さっぱり。
写真はイマイチですが、美味しくいただけました。
アボカドは切ったものを刺身と言うか、そのまま
わさび醤油でいただいても美味しいです。
梅雨や夏の疲労回復に「トマトとアボカド」はいかがてしょうか。
Omura