「酢たまねぎ」がちまたで流行っているというので作ってみました。

作り方は超簡単!!
たまねぎをスライスして、軽くボールの中で小さじ1杯の塩で軽くもむ。
瓶に入れ酢をひたひたに入れる。(お酢はどんなものでもいいです。お好きなものでどうぞ)
私はリンゴ酢を使いました。
大さじ1杯のはちみつわを入れて、軽く混ぜる。
冷蔵庫で1日寝かしたら出来上がり。

「たまねぎ」の薬膳的効能は体を温めます。味は甘辛で、帰経と言って、
1443626188645玉ねぎの効果がどの五臓六腑に特に効果があるかといえば、肺・胃に効果を
発揮します。

「気」や「血」のめぐりをよくし、新陳代謝を上げ身体を温めてくれますます。
消化促進の効果で胃もたれ、食欲不振の解消にいいです。
胃の働きが良くなることによって、ゲップや胃の張りにも効果があります。

たまねぎの香りは精神疲労を和らげ、イライラを静める効果もあります。
それに、肺の熱を静めて咳や痰を抑えてくれます。

生で食べると辛み成分が気血を巡らせます。加熱すると甘みが出で、滋養強壮に
いいです。たまねぎをスライスしてそのまま食べると辛いですよね。
反対にオニオンスープはじっくりと時間をかけて玉ねぎに火を通すので、
すっごい甘くなるでしょ。

身体を温める食材はいろいろありますが、スーパーで手に入りやすいものを
あげてみました。
野菜類では、しょうが、ネギ、シソ、にんにく、らっきょう、ニラ、かぼちゃ、かぶ、菜の花
肉では羊肉、鶏肉
魚貝類では、まぐろ、サケ、エビ
果物では、栗、桃
・・・などなど。

さて、酢たまねぎの効果を列挙してみますと・・・
血液をサラサラにする
血圧を下げる
血糖値をコントロールする
コレステロールや中性脂肪を減らしダイエット効果がある
動脈硬化を予防する
免疫力を高める
・・・など、たまねぎとお酢だけでこんなに体に良い効果があります。

不妊治療をされている患者さんの多くに「瘀血」(おけつ)と言って、
血の濁りが原因でなかなか妊娠できない人がいます。
これを瘀血症と言います。
酢たのねぎには気を巡らせる効果があるので、子宮や卵巣で停滞している
濁った血液を押し流してくれて新鮮な血液を送ってくれる効果があります。

ただ、食べ過ぎないこと。
食べ過ぎは、反対に体を冷やします。
何でもほどほどに美味しくいただくのが良いのでは思います。

酢たまねぎを使った料理をいろいろ試してみてはいかがですか?
炒め物に入れてもさっぱり感があっていいと思います。
酢たまねぎをみじん切りにして、タルタルソースに混ぜてもおいしそう。
いつものサラダに入れるたまねぎを酢たまねぎにするだけで、
食欲が増しそうですね。

レシピはクックパッドにいっぱい載ってましたよ。

Omura