以前、ブログでご紹介した
漢方薬は東洋医学
の続編です。

ある時、患者Tさん(44歳)とお話をさせていただくと、
『○○○○○』という漢方薬を処方されていることが分かりました。
通常、この漢方は、身体全体が冷えてしまっていて、
しっかり温めないといけないタイプには有効なのですが、
火照りが強い患者さんに処方すると、
逆に、火に油を注ぐような結果になって、身体が余計にしんどくなります。

気温が高い時期+リセットでプラノバールを服用中+身体を温める漢方
Tさんは、ますます火照って身体がつらそうでした。
余りにもしんどかったら、一度、処方された先生に相談してみてください。
そうお願いしました。
早速、ドクターに相談をされましたが・・・

『漢方薬で身体が火照るのように感じるのですが・・・』

『それは薬の影響ではなくあなたの年齢のせいです』

患者さんの問いかけに、まるで、更年期とでも言いたげなドクターの発言。
患者Tさん(44歳)は、かなりショックで落ち込んでおられました。
そこで、
『Tさんには、この○○○○○はあってないように私は思います。
我々は、薬の服用に対して直接指導はできませんが、
京都の漢方専門 高雄病院をご紹介させていただきます。
きっと、Tさんにもっと合った漢方が見つかると思いますよ。』

そうお答えしました。
繰り返しますが、漢方薬は東洋医学です。

さて、その後のTさんの経過ですが、
全く違った処方になりました。
そして、鍼灸・整体と新しい漢方薬を併用してから、
Tさんの体調はすごぶる良くなりました。
のぼせたような上半身の熱がとれて、顔色も良くなりました。
なにより、効果を実感なさっていたのが嬉しいですね。

そして、Tさんのお話はこれで終わりではありません。
次回に続きます。

田内