体外受精をしてみて、ご夫婦の受精卵が
どのようになっているのか?
妊娠できるグレードなのかと言うことを、
知ってみるということは、大切なのかもしれません。

Fさんは、不妊治療の段階を
ステップ・アップして体外受精に踏み切る
決心がついたようでした。

すぐに体外受精できるの?・・・と、
単純な疑問がありませんか?

体外受精をされるには、ちゃんと説明会に
出席しなければいけません。
各クリニックで、月に1回~2回は、
体外受精説明会を開いていると思います。

Fさんご夫妻は、2015年9月に、
体外受精説明会に行くことにされました。

説明会までは、まだ時間がありました。
8月の中旬、Fさんの鍼灸治療は7回目になりました。
この日は、生理から3日目です。
ドクターはまた、セロフェンを処方されました。

Fさんは、生理の量が増えたように思いますと、
言われました。
鍼灸治療の効果が出始めているサインです。

今回、もう1回人工授精して、結果がだめなら
体外受精に踏み切ろうとしていました。

8回目の治療の時には生理から10日目でした。
9日目に診察に行ったら、右に12ミリが1個、
左に6ミリ~7ミリの卵胞が2個ほど育っていると
ドクターに言われました。

13日目の診察で、右のは卵胞でないかもしれないから、
16日目に血液検査をされました。
17日目、右の12ミリは卵胞でしたが、
成長していませんでした。
このときの、E2は81でした。数値は、低いです。

体外受精は、10月にするこを希望されましたので、
それまでは月に3回くらいのペースで、
治療に来ていただきました。

ですが、10月に入って、生理4日目に診察。
卵巣が腫れいてるので、様子を見ましょうと
言うことになりました。
8日目の診察でも、まだ卵巣が腫れていたのですが、
16日目の診察で卵胞が19ミリになっていたので、
とりあえず人工授精。

わずか、10日後に生理が来てしまいました。
もともと、高温期の黄体機能不全があったのです。
Fさんの体質はどんどん良くなっているのですが、
まだ妊娠できる体質まで改善されていません。

11月に入り、ショート法。初の体外受精の
準備に入りました。
当院の治療は、生理から2日目と5日目。
低温期にの早いうちに、2回鍼灸治療をしました。

生理から13日目に6個採卵する予定でしたが、
2個しか採卵できませんでした。
Fさん(37歳)の年齢からしたら、少ないです。

採れなかった4つは、空砲だったのです。
2個採卵したうちの1個だけ胚盤胞になって、
凍結。グレードは4AB。
もう1個は、6日目で胚盤胞にはなったのですが、
グレードが悪くて凍結できませんでした。

12月、自然にできた卵胞を排卵を確認してから、
胚移植する自然周期の胚盤胞凍結胚移殖になりました。

当院では、生理から5日目、8日目、胚移植当日、
胚移植の1日後の4回のスケジュールで、
治療させていただきました。

Fさんの、判定はプラス。

トータル25回の治療になりました。

後付けになりますが、Fさんは初めての
体外受精のために、注射をして卵巣を刺激したにも
かかわらず、採卵できたのはたったの2個。
その他は、空胞。

hmgの注射が反応しない、プア・レスポンスのタイプでした。

ステップ・アップしないで、人工授精を
続けていたなら、もしかしたら妊娠できていなかったかも
しれません。
黄体機能不全もありましたし、妊娠への道のりは
険しかったかもしれません。

体外受精をして、たった1個残った受精卵は、
グレードが4ABで、まあまあ良い方で良かったです。

ご夫婦の、受精卵がどのようになっているのか?
果たして妊娠できるグレードなのかと言うことを、
知ってみるということは、大切なのかもしれません。

Omura

Ms. F’s e-mail  No.4

It may be important to know
the grade of the fertilized egg of the couple.

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