ご存知の方も多いと思いますが、
先日のニュースをご紹介いたします。
少し長くなりますので、
既にニュースをご存知の方は、後半からお読みください。

妊娠が難しい「早発閉経」の患者から卵巣を摘出し、
その中の卵子のもとになる細胞を卵子に成熟させる方法で、
日本人患者1人が世界で初めて出産したと、
聖マリアンナ医大など日米のチームが発表した。
早発閉経患者の妊娠への道を開く治療法として注目される。

研究で用いたのは「原始卵胞」。
女性の卵巣には、思春期に約50万個の原始卵胞があり、
閉経時は数千個に減る。
早発閉経は、卵巣機能の低下によって40歳未満で排卵が止まり、
月経がなくなる病気で、国内の患者数は推計10万人。

20代後半~40代前半の早発閉経患者27人の卵巣を
腹腔鏡手術で取り出し、液体窒素で凍結。
そのうち原始卵胞が残っていた13人について、
解凍した卵巣の切片を2日間培養した。
成熟前の原始卵胞は休眠状態にあり、
そこへ原始卵胞の目覚めを促す物質を加えた培養液を使用。

培養後、卵子の成熟に適した卵管付近に移植し、
数週間~約1年後に5人から成熟した卵子を採取。
顕微授精で受精卵を作り、胚移植した3人中2人が妊娠、
うち1人が男児を出産。
出産した女性は29歳で卵巣を摘出、出産時は31歳。
赤ちゃんや胎盤に異常は見つかっていない。

以上が、記事からの抜粋です。

医学の進歩は目覚しく、今後も様々な技術が確立されるでしょうが、
残念ながら、現在のところ、子宮や卵巣の機能を高める特効薬はありません。
しかし、病院の治療と並行して東洋医学を活用なさると、
驚くような効果に出会うことがあります。
記事を読んで、私は、ある一つの不思議な経験を思い出しました。
今回は、そのケースをご紹介いたします。

患者Sさん(21歳)が来院されたのは、まだ真冬の寒い季節でした。
問診表を見て驚きました。
当院の最年少です。
ほとんどの患者さんは、30代後半から40代にかけてのご年齢が大半の中、
ダントツに若い患者さんでした。
しかし、問診をさせていただくうちに納得しました。
沢山のご病気があり、とても健康体とはいえない状態でした。

まず、婦人科疾患を挙げてみると・・・

無月経無排卵
子宮頸がん
右卵巣嚢腫から右卵巣切除
高プロラクチン血症
黄体機能不全
排卵障害(LUF)
子宮内膜が薄い・・・・

その他の疾患として

十二指腸潰瘍
喘息
花粉症
慢性胃痛
慢性頭痛・・・・

とにかく病気の山。
病院からは各疾患ごとに薬剤を(15種類ほど)処方されていましたが、
薬の副作用に苦しんでおられました。

問診を終えて、まずは『子宝ソフト整体』から施術をスタートしましょう!
そうご提案させて頂いたのですが・・・続く

田内