やっと妊娠できましたNo.19-6
47歳で初めて出産しました!
採卵できるところまでやってみる

Aさんはショート法で採卵することに
なりました。

今まではショート法をしても卵胞が育つのは
5個~6個くらいで、少な目でした。
今回は、hMGの注射の量が増えたこともあって、
10個の卵胞が育ちました。

採卵して受精させて胚盤胞になったのは、
たったの1つ。それも、初期胚盤胞でした。
凍結し、翌月にこの胚を移植。
またしても、結果はマイナス判定でした。

その後、採卵を続け、3日目の初期胚を
移殖したりしましたが、いい結果はでませんでした。

それでも辛抱強く、Aさんは鍼灸治療に
来てくださいました。
疲れた心とカラダの調子を整えるために。
治療後はいつも、
「先生、スッリしましたわ」と言って、
笑顔で帰れました。

Aさんはこのままでは妊娠できる
タイムリミットがせまるばかりで、
気持ちが焦ってしまい、不妊治療を続ける分、
ストレスは増大してしまい、
これではいけないと思ったようです。

Aさんに相談を受けました。
「先生、私に残された時間がもうあとわずかだから、
体調を整えて採卵だけに集中しようと思いますが、
先生はどう思いますか?」と聞かれました。

私は、「その方法もいいんじゃないかな。」
「採卵して、胚移植して結果がついてこなくて、
また振り出しに戻っているしね。」
「残された時間を有効に使う手段のひとつとして、
できるだけ採卵に専念するというのも、
Aさんにとっていいかもね」と言いました。

Aさんは、担当のドクターにも相談して、
採卵に専念することにしました。

ショート法で採卵。
フェマーラを服用して採卵。
フェマーラとジュリナを併用して採卵。
プレマリンのみを服用して採卵。

いろんな方法を試されました。
そして、凍結できたのは以下の通りです。

41歳 初期胚盤胞 1個
42歳 2日目初期胚 1個 グレードG2
43歳 2日目初期胚 2個 グレードG2
44歳 2日目初期胚 2個
グレードG2が2個とG3が1個

45歳、46歳はになって採卵しても
受精しなかったり、
受精しても変性卵だったり、
卵胞が育たなかったりと、
結局、受精卵を凍結することはできませんでした。

その間も、当院には来院されていました。

Aさんは、もう卵胞も育たないので、
凍結できているのを移植することに専念する
ことにされました。
凍結できている受精卵をすべて使っても
妊娠できなければ、Aさんの妊娠への道は
その時点で絶たれることになります。
Aさんの人生において、子供を授かるということを
あきらめなければならないことになるのです。

Aさんは、私に、
「先生、もう凍結している胚を移植するだけに
専念しますので、しっかりと体調を整えてくださいね」
「もう少し、面倒でしょうけど私の治療に
に付き合ってください」
と、言われました。

「もちろん、ここまで来たらAさんの不妊治療の
最後までお付き合いさせていただきますよ」
「本当に根気強く、当院に来てくださいました」
「からこれ6年~7年のお付き合いになりますね」
「たぶん、Aさんが一番長く鍼灸治療に来られた
方だと思いますね」
「一緒に、頑張り過ぎないで、頑張りましょう」
と、私は返事をしました。

いよいよ、次回、Aさんのエピソードは、
最終回を迎えます。

to be continued
Omura