鍼灸の陰陽バランス周期療法と
スーパーライザー、
子宝推拿マッサージでのトリプル効果

Sさん(40歳)は初めての体外受精にすることになりました。
鍼灸治療3回目が、生理から3日目。
ちょうど体外受精のショート法で注射が始まる日でした。

生理から3日目と言うこともあり、出血はピークを迎えていました。
舌の色の状態は初診のころの紫暗色よりは、
少し明るくなっていました。
お血の状態が20%~30%ほど少なくなっている感じ。

「Sさんのお血は、ちょっと良くなってるかな・・・」
「とってもいい状態とは言えないけど、2回の治療で、
良くなっているのは良い傾向ですよ」と、Sさんに言いました。

「ホントですか?最初に余り良くないと言われて、家に帰って
自分の舌の裏を見たら、すっごい紫色の血管があって、
これが普通だと思っていました」
「だけど、鍼灸治療に来て、まだ2回だけどちょっと薄くなっている
ように思っていたんです」

「もっと薄くなって、紫色の血管の色が無くなっていきますよ」
「全く無くならなくっても、半分くらいになれば妊娠のチャンスは
広がってくると思います」なんて会話をしました。

この日の鍼灸治療の目的は、生理期間中の生理をしっかり
終わらせること。
しっかりと5日~7日くらいで生理の出血がスッキリと
終わるようにする治療法です。

もし、生理の時にしっかりと出血が終わらないと、
だらだらした出血が子宮内に残り、お血になるのです。
残ってしまうということは古血になって、着床の妨げになります。
それは、子宮内が汚れてしまっているということなんですね。

生理から6日~7日過ぎても、だらだら出血が続いて、
8日~10日以上出血が続いているのは、女性ホルモンのバランスが
乱れているから。
そんな方は卵胞の育ちが遅い傾向にあります。

Sさんの4回目の治療は生理から7日目でした。
体外受精で採卵するのはおおよそ、生理から12日目とか
13日目が多くなります。
14日目とか15日目の採卵になる方もおられますが、
採卵がちょっと遅いだけど、気にするほどのことも無いと思います。

この日は、卵胞をしっかりと育てるツボを選んで、腹腔内の血流を
豊かにするために、スーパーライザーも使いました。
そして体をリラックスさせるために、当院の推拿を取り入れた
子宝推拿マッサージを10分ほど。

スーパーライザーに関しては、当院のホームページを
ご覧ください。)

Sさん、「身体ポカポカです。あ~リラックスできました」と、
言っていただきました。
鍼灸治療とスーパーライザー、子宝推拿マッサージでの
トリプル効果で体がポカポカになって、「気」の流れを整えると、
女性ホルモンの分泌を促進することもできるし、
ショート法でhmgの注射をしている効果も高まります。

次の日は生理8日目。
病院での診察結果をご連絡いただきました。
右の卵巣に14mmが2個。13mmが2個。
左の卵巣に22mmが1個。15mmが1個。
合計6個の卵胞が育っていました。

採卵は13日目に決定。
卵胞は9個に増えていて採卵。
採卵の結果は・・・

to be continued
Omura