不妊治療と鍼灸治療のマリアージュ

不妊治療をされていると年間にして
100万円単位で出費される方は少なくないと思います。
その中には、
「採卵したけど胚盤胞まで育たなくてまた次も採卵から…」
という方や、
「薬を使っても子宮内膜がなかなか厚くならない…」
という方など様々だと思います。

当院に来られる方の多くの患者さんは
「鍼灸に来てから出てくる卵の数が増えた」
「移植までたどり着かなかったけど移植することが出来た」
というように変化を感じられる方が多いです。

もちろん、鍼灸治療を受けて気持ちが楽になることで
治療を続けられるという方もおられます。

病院で「妊娠してもおかしくない」と言われた方は、
当院に来られて鍼灸治療をで体質改善して
多くの方が妊娠されています。
このように「不妊治療」と「鍼灸治療」は相性が良いと思います。

二重奏やマリアージュといった感じでしょうか?

さて、前置きが長くなりましたが、
マリアージュという言葉はご存知でしょうか?

マリアージュとは、結婚などの意味もありますが、
「もともとふたつで別々だった存在があたかも
ひとつの存在のように調和した状態になること(wikipediaより抜粋)」
という意味のようです。

料理とワイン、料理とソースなどで使われることが多い言葉です。
料理において、それらを感じとるのは鼻(嗅覚)と舌(味覚)。
鼻先から入った香り(オルソネーザル)と口の中や
喉から鼻に抜ける香り(レトロネーザル)、
それから舌の上(味覚)で感じる苦みや酸味、甘味などが調和して
「いいマリアージュ」となるのですね。

アロマオイルでいうとブレンドするオイル、
鍼灸治療でいうとツボの組み合わせが調和するものに
あたるでしょうか。

不妊治療において、治療と生活のなかで
良いマリアージュが作れるならば、妊娠への可能性も
広がると感じます。

鍼灸治療をすでにされている方は運動や食事など、
まだという方は鍼灸治療をお勧めしたいと思います。

鍼灸師・ホリスティクセラピスト
安田ブログ No.12