足立病院生殖内分泌医療センターが
発行している、
最先端医療と東洋医学による未妊サポート情報誌
「ふっくら」No.11 最新号より
2ページ~3ページ
Talk& Talk

足立病院生殖内分泌医療センター長
中山貴弘先生と
小生、烏丸御池鍼灸院院長
大村賢秀の対談企画

卵子の力・精子の力

35歳を境に精子や卵子の質は低下して
いきます。女性の場合、劣化は急激です。
一方生涯精子を作ることができる男性の
場合はゆるやかに悪くなっていきます。
さらにストレスの多い現代では精子と卵子の
質についての問題点が浮かび上がっています。
ここではその問題点について、おなじみの
お二人の先生に対談していただきました。

◆女性の妊娠率は44歳が壁になります

大村
なるほど、いいことを聞きました。
では卵子の力はどうなんでしょう。
体外受精では40歳でも問題なく妊娠できる。
確率はほぼ50%。
ところが43歳は大丈夫なのですが、
44歳になると妊娠率が急に落ちるんですよ。

中山
明らかに43と44の間に溝がありますね。
卵子の問題でしょうね。

大村
年齢的な問題から卵子の質が悪くなるのに加え、
あとはストレスですね。
当院に来られる患者さんで、
特に問題がない
といわれている方の不妊の原因は
ほぼストレスだと思います。
ストレスから血行が悪くなると
気が昇ってしまいます。気を静める必要が
ありますね。
好きな音楽を聴いたりしてリラックス
することをおすすめします。
ゆったりと好きな音楽を聴くのは胎教にもいい。

中山:
もちろんお腹の中で胎児も聞いていますよ。
何もわからないと思うのは大間違いで
胎児はいろいろな音や声をちゃんと認識しています。

◆基本は愛のあるセックス

大村
あと、ちゃんと向き合って
愛を育んだセックスをしましょう。
そんなセックスでは精子の量も
粘液の量も変わってきます。
頚管粘液が出ないと、泳いでいく精子は
生き残れないんです。
ぜひ愛を育む機会を増やしましょう。

中山
そうですね。
男性の場合は興奮度を上げる、
女性の場合はミトコンドリアを活性化するため
運動をするのがいいんです。

大村 まさに愛のエクササイズですね。(笑)

Omura

p.s.
いかがでしたか?
「ふっくら」No.11 最新号をブログ用に
編集しなおしてお届けしました。
近日中に、PDFファイルにして、
当院のホームページで見れるように
いたします。

この「ふっくら」No.11 最新号が出来上がって、
中山先生からメールをいただきました。
早速、着床前スクリーニングについて、
患者さんから、問い合わせがあったようです。
それに、中山先生から「ふっくら」をNo.20まで
できるように、がんばりましょう!!
と激励をいただきました。

えっっっ!!20号まで続けられるかなぁ。
こりゃあ、大変な労力が必要になりますね。
1年に1回の発行のペースなので、
来年までゆっくり考えることにします。(笑)