妊娠20週を過ぎて、
安産のお灸の練習に来てくださった
Sさん(40歳)から
お手紙をいただきました。

この日は、ちょっと鍼をして、
安産のお灸の練習。
三陰交にお灸をするのです。

治療が終わって、
「今まで自分が三陰交だと思って
いた場所は、全然ずれていました。」
「違うところに、お灸していたん
ですね。」
「足の内くるぶしから、指の幅3本と
思っていました。」
「ネットにも、そんなことを書いて
いたので・・・」

三陰交の場所は、内くるぶしから
指の幅4本ですよ。

ネットや雑誌の情報で、
指の幅3本と書いてあるのを
ときどき見かけます。

足の内くるぶしから、まっすぐ
膝の内側に向かって、3寸です。
3寸と3本と混同されているのだと
思います。

3寸は、おおよそ指の幅4本です。

Sさんが当院に来られたきっかけは、
昨年の春に出版された、小生の本を
読まれたのがきっかけでした。

「やっと、妊娠できました。」
~とある不妊治療専門鍼灸院の
心が前向きになるお話~

出版/主婦の友社

Sさんは当院に来られる前に、
他の鍼灸院に2年ほど通院されて
いました。
漢方も遠くまで足を運び、処方されて
いました。

ですが、なかなか結果がでないことも
あって、小生の本を見られてご連絡を
いただいた次第です。

仕事がら、ストレスは多いようで、
問診票のストレスはどれくらい
ありますか?
の項目で、1~10までの数字のうち、
3~10まで、長い囲みを入れられ
ました。

多くの方は、数字の3とか5とか
10とかの数字に〇を1つ
つけられます。

Sさんの、〇のつけ方を見て、
相当にストレスあるんだろうな
・・・と思ったのです。

当院で鍼灸治療を始められて、
5回目の時に、ショート法が
始まりました。

ショート法の周期に、
採卵までに、鍼灸治療は2回。

9つ採卵できて、3つ胚盤胞で凍結
できました。
結果は、上々です。

翌月に自然周期で胚盤胞の凍結胚移植の
予定でしたが、仕事の調整がつかず、
延期に。
とっても、残念がられていました。

次の周期に、同じ方法で移植でき、
判定はプラス。

そして、今日のお灸の練習の日を
迎えて当院に来られたのでした。

治療と安産のお灸を終え、
欄の鉢とお手紙をいただきました。

せっかくお手紙いただいたので、
ブログに掲載してもいいですか
・・・と了解を得て、みなさんの
何かの参考になればと思い、
ご紹介させていただきます。

to be continued
Omura