2013年 前期 タイミング・人工授精まとめ1
2013年 前期 妊娠方法別の平均値 からの続きです。
タイミングと人工授精の平均年齢はほぼ同じでした。
これは、通院患者さんの年齢層によるものもありますし、
一方で、それ以外にも原因がありそうです。
そして、平均期間と平均回数も全体の平均よりも随分と早くに結果が出ていました。
普通に考えて、タイミング及び人工授精は、
1周期当たりの妊娠率はそれほど高くありません。
ましてや、当院に来られる患者さんは、
病院だけではなかなか妊娠に至らなかった方がほとんどです。
それなのに、割と早くに卒業されたのには、理由があるはずです。
効果が早く出た理由1-体質改善-
一般的に、鍼灸・整体での体質改善効果が現れるのは、
3ヶ月~6ヶ月後くらいが多いのです。
タイミングでの妊娠 平均施術期間 3.7ヶ月
人工授精での妊娠 平均施術期間 5.5ヶ月
この両者の平均値は、ちょうどその体質改善効果によって
妊娠のチャンスが広がったと考えられます。
実際、
基礎体温がキレイになった
生理痛が軽減した
経血の色がキレイになった
肌に潤いが出てきた
身体が疲れにくくなった
などの実感を伴って妊娠されたケースがほとんどでした。
参考までに、人工授精での妊娠に至ったケース(6名)について、
当院を通院後、何回目の人工授精で妊娠されたかを調べたところ、
2013年 通院後の平均人工授精回数=2.5回。
今回、6名と母数が少ないため、統計的な有意性は難しいと考えて、
昨年度(2012年)、人工授精で妊娠された11名のデータを見直したところ、
2012年 通院後の平均人工授精回数=2.0回。
昨年も、今年同様にそれほど変わらない数字になりました。
思ったよりも少ない回数で結果が出ていました。
以前から、経験的には、割と早くに妊娠されていると感じていましたが、
客観的なデータを示すと、説得力がありますね。
生理痛がひどい、
子宮内の血行不良や冷えを感じている、
夏でも足先が冷える、
基礎体温がガタガタで2層になっていない、
低温期が長すぎる、
高温期が短かすぎる・・・
などの症状をお持ちの方は、
一度、東洋医学に目を向けて見ては如何ですか?
さて、効果が早く出た理由はもう一つあります。
長くなりましたので、続きは次回に・・・
田内