今回は、体外受精をしていたけれど、
妊娠できなかったMさんが、
46歳6ヵ月で自然妊娠された
お話をシリーズでご紹介しましょう。

まず、Mさんが妊娠されて、
流産予防の治療も、妊娠15週まで
させていただきました。

妊娠21週に入り、安産のお灸の練習が
当院の最後の治療になりました。

当日、ご主人も来院され、
深々とお礼を言って下さいました。

Mさんとブログの話をしていて、
Mさんも当院のブログを見て励まされていた
ようでした。

Mさんの話もブログで紹介していいですか?
・・・と尋ねたら、私の話がで良ければ、
紹介してくださいと、快く引き受けてくださいました。
大村先生のブログ見てらっしゃる方で、
不妊治療で悩んでおられる人たちに
少しでも元気が出ることを願っています
・・・とMさんは言ってました。

Mさんは、彼女の手記をCD-ROMにコピーして
くださいました。

Mさんの手記をご紹介しましょう。

烏丸御池鍼灸院 御中
<私の不妊治療手記>

卵巣腫瘍で片方の卵巣を失ったのは26歳のころ。
幸い悪性ではなかったものの、
ガン患者が集う病棟で初めての入院生活を
経験しました。

そして退院の日、主治医の先生に、
「助けてもらったこの卵巣を、
将来必ず役立てます! 早く子供を産みます!」
と宣言したことを、今でもよく覚えています。

ですが、再び健康な身体を取り戻した私が、
次に向かったのは仕事三昧の生活でした。
転職でステップアップを繰り返しながら、
縁あって35歳で結婚。

結婚後も「子供を持つ」ということに
本気で目を向ける暇もなく、
気づけば39歳という年齢になっていました。

初めて不妊治療院を訪れたのは、39歳の夏でした。
知人から
「不妊治療目的で病院に行ってみたら、
まさかの妊娠発覚!」の報告を聞き、
自分もそろそろ…と、何気なく診察へ。

言われるがままに一連の検査を受け、
結果は「異常なし」。
その結果に気が緩み、
「タイミングさえ合わせれば、
すぐに妊娠するだろう」と、
呑気に過ごす日々を、
その後1年間も過ごしてしまったのです。

to be continued
Omura