2013年 前期 体外受精(凍結胚)での妊娠 2
もう2014年が始まっていますが、データ分析を随分と怠っていました。 昨年前期のデータ分析(凍結胚移植での妊娠例)についてまとめておきます。 まず、初めにお伝えしたいのは、 2013年の妊娠総数は、124名(前期=56名、後期=68名)でした。 今回のブログ内容は、2013年前期の妊娠数56名中、 凍結胚移植で妊娠された25名についてのお話です。 (124名全体の結果は後日にさせてください。) 詳細データは過去のブログ 2013年 前期 体外受精(凍結胚)での妊娠データ 1 を参照ください。 今回(凍結胚での妊娠)の特徴は次の3点。 1.当院で妊娠された全体数の約45%が、この凍結胚移植での妊娠 病院での妊娠報告を見ても、新鮮胚移植と凍結胚移植を比較しますと、 凍結胚移植の方が、かなり妊娠数も多くなっています。 理由はいくつか考えられますが、 凍結胚移植の妊娠率が高い要因を考えましょう。 その1 体調をしっかり整えてから移植にトライできる。 新鮮胚移植では、採卵時の卵巣の腫れや採卵後のストレスなどが 残ったまま移植するリスクがある。 その2 凍結基準を満たした(選別された)受精卵を胚移植できる。 受精卵凍結時に、悪いグレードの胚は凍結保存されませんので、 凍結胚移植する胚は、既に良い胚だけを選別されている。 ただし、だからと言って新鮮胚移植が悪いという訳ではありません。 凍結胚移植は、凍結、解凍時の2回、受精卵に負担をかけることになります。 どちらが良いのかは、子宮内膜の状態、卵巣の腫れ、胚移植前のホルモン値など 様々な状況によって変わってくるので、 事前に、担当のドクターや培養士さんにご相談されるのが望ましいですね。 2.採卵周期または胚移植周期に対して、 鍼灸・スーパーライザーPXを使用しての妊娠例は 25名中22名(88%) 鍼灸やスーパーライザーで体調を整えてから(出来れば採卵の2~3周期前から)採卵されると、 卵巣機能がアップし、採卵数が増えたり、受精卵の質が上がったりすることはよくあります。 良質な受精卵の確保は、妊娠への大きな前進に繋がります。 鍼灸やスーパーライザーで体調を整えていただくと、 生理痛が改善したり、生理の経血がキレイになります。 それはつまり、キレイな子宮内膜を形成していたことを意味します。 それと、子宮内膜が厚くなりやすく、着床に有利になります。 例えば、質の良い受精卵を胚移植しても、子宮内膜がキレイな状態で厚くならないと、 着床しにくくなりますからね。 これも、出来れば胚移植の2~3周期前から準備されるのが良いでしょう。 3.鍼灸・スーパーライザーPX後の採卵(受精卵)で妊娠例は 25名中18名(72%) 医師から、受精卵の質が良くないを説明を受けた患者さんも良くお越しになります。 複数回の胚移植にトライしても結果が出ない場合、 当院で体質改善してから、再度、採卵された受精卵と使って胚移植すると、 妊娠に至るケースも良くあります。 何事も準備は大切だと思います。 『採卵周期や胚移植周期の直前に何をしたら良いの?』というご質問を良く受けます。 適度な運動、食事改善そして鍼灸やスーパーライザーでの体質改善がオススメです。 直前に施術しても効果はありますが、 出来れば、採卵や胚移植の2~3周期前から準備をされる方がより効果的です。 もし、鍼灸やスーパーライザーPXをご希望の方がおられましたら、 早めに、一度、ご相談をしていただければと思います。 田内