東洋医学とアロマテラピー
最近ではアロマの世界でも東洋医学に基づいてオイルが選ばれる
機会が増えてきました。
例えば、ストレスを受けやすく「肝」の気が滞る人には、
リラックスして気のめぐりを良くするグレープフルーツやベルガモットのオイル。
全体的に寒がりで「腎」の陽気が足りない人には、それを補うような
ジンジャーやジュニパーベリーを使うという感じです。
漢方は東洋医学的な診察をして、それに合わせて処方を組み合わせます。
アロマにおいても東洋医学的な診察を行い、その状態に合わせて
オイルを選ぶやり方をするわけです。
インターネットでも中医アロマや漢方アロマといった言葉も耳にすると思います。
鍼灸と漢方に相乗効果があるように、アロマオイルを使うときがあるなら、
東洋医学に基づいた使い方をして相乗効果を期待されても良いですね。
ちなみに今の時期(梅雨)は「脾(胃)」のトラブルが多い時期なので、
消化吸収を助けてくれるような、ペパーミント・レモン・スイートマジョラムなどを
加えるといいですね。ハーブティーを飲んでもいいですし、それらを含んだ
マッサージクリームなどを使うのも良いと思います。
消化機能が弱くなると、子宮や卵巣にも栄養を送り届けにくくなるので、
そういった意味での体調管理も大切だと思います。
この時期、冷たいものもたくさんとりたくなってくると思うので、
胃腸にたくさん負担を与えすぎないように適量を、そして胃腸の疲れを感じたら、
温かいものをとったりして、いたわってあげるのも体には必要ですね。
安田