小豆と栗ごはん
前回のブログで、当院の太田先生が小豆粥のご紹介をしていたので、
もう少し小豆の話をしたいと思います。
小豆
にはいろんな栄養素が詰まっているということでしたね。
薬膳的には、甘酸といってちょっと甘酸っぱい味の部類になります。
五性といって、体を温めるのか冷ますのかの性質と言えば、
平性で、どちらでもないという性質です。
ですが、料理して熱を加えることによって体を温める効果を
発揮します。
小豆には利尿作用があって、おしっこを出してくれたりして、
顔や足のむくみを改善してくれます。
これは小豆にカリウムが多く含まれているからですね。
薬膳や漢方で大昔の人はカリウムなんていうミネラルのことなど
知らなかったのでしょうが、経験的にむくみを取ってくれる食材だという
ことを学んできたんでしょう。
あとは下痢を止めたり、お腹の膨満感にもいいです。
催乳作用と言って、お乳の出が悪い人はお乳が出やすくなります。
解毒作用もあり、アルコールを飲んだ後や次の日に小豆粥など良いでしょう。
それに植物繊維も多く含まれているので、便秘にもいいですよ。
栗
は益胃(えきい)、健脾(けんぴ)と言って、
胃を丈夫にして消化吸収をスムーズにしてくれます。
消化吸収がスムーズになると栄養が効率よく吸収されて。
元気が増えていきます。
また、補腎(ほじん)といって、元気の素を強くしてくれて、
生殖能力が向上します。
小豆と栗のパワーで胃腸すっきり、元気回復で疲れた体を
立て直してくれます。
もちろん、小豆と栗ごはんは、冷え症にはとっても良いですよ。
Omura