腸内フローラを育てよう
最近はよくテレビなどで大腸など消化器系の臓器が取り上げられ、
腸内フローラという言葉を耳にする機会が増えたように思います。
・・・ということは、腸内環境の悪い人が増えている
あらわれかもしれませんね。
現に、大腸がんや過敏性大腸炎の患者数は増える傾向に
ありますから・・・。
原因は食生活などの変化が主なものと思います。
それと、ストレス。
不妊治療で悩んでいる人にもそのような人が多い傾向にあると思います。
実際に鍼灸治療にこられる方の中には、
「しっかり美味しくご飯を食べれるようになりました」
「便秘が改善されて肌がきれいになりました」や
「例年より身体が温まりやすくなって、冷え症が改善されました」
といった身体の変化を感じて程なく妊娠判定をもらう方も
少なくありません。
生命の誕生で一番最初にできる臓器は腸だと言われますし、
第2の脳と言っている学者もいるくらいです。
とっても重要な臓器ですね。
腸は栄養が吸収されるところであり、腸内環境を整えることは
身体全体の体質改善にもつながります。
先日、テレビ番組でR-1乳酸菌を夜に飲むことでNK細胞が
働きやすくなり、体調がよくなるという内容を放送していました。
まさにその通りだと思います。
当院の鍼灸治療にこられる方の中にも、気や血が不足している方も
多くおられます。
そんな気血不足の「あまり食べれてませんし、食欲が湧きません」
という方もあれば、「食事はしっかり食べれてます」という方も
おられます。
ですが、食べない事には栄養が作れませんよね。
食べても胃腸が弱かったり、気血不足で消化器で上手に栄養吸収
できていないということになります。
ヨーグルトや納豆、味噌などの発酵食品などで
腸内フローラを育てる事も勿論ですが、
鍼灸などで栄養吸収しやすい身体を作ることも効果的です。
鍼灸治療を行いながら乳酸菌や野菜をとることもおすすめです。
寒い季節になって冷え症のきつい方はゆったりとした気分で、
39度~40度の少しぬるめのお風呂に10分~20分
つかる事も必要でしょう。
お好きなアロマオイルを使うのも、リラックス効果を高めます。
栄養吸収能力アップは結果的に卵胞にも栄養が行き届く事につながるので、
妊娠力の向上にもつながります。
今まで幾度となくテレビなどで言われてきたことですが、
ちょっと腸内フローラといったところに目を当てて
食生活を考えてみてはいかがでしょうか?
適度な運動も忘れずにー。
安田 7