AMH検査 0.1以下・・・凍結できた②
Kさんが当院に来られたのは2015年の2月でした。
当時、38歳。
ショート法で採卵に臨んだものの、出てきた卵胞は
1個だけでした。
顕微授精で授精させたけど、変性卵で胚移植できず。
クロミッドとhmgの注射の組み合わせで出てきた卵胞は
2個。この時は都合がつかず、採卵できなかったようでした。
身体の症状は冷え症。特に足が冷えるということ。
浮腫みもつきく、水毒の症状。
舌の状態をみると瘀血(血の濁り)は多く、瘀血症(おけつしょう)
もありました。
生理周期は21日~28日と定まらず、比較的短めです。
生理周期や排卵が早すぎるのは気虚のタイプの人に
多くみられる症状です。
初診の日は生理が始まって4日目でした。
当院に来られる前に1回だけ他院に行って鍼治療の経験は
あるとのことでした。
ですが、治療所によって使う鍼や治療方法が違うので、
どんな鍼をを使って、どのように治療するかを説明してから、
鍼を1本しました。
この日使用した鍼の数は4本。
1週間後にもう一度治療に来ていただきました。
病院での診察は生理から9日目。E2の数値は8→20くらいに
増えているもののまだ不足。
プレマリン1錠/日を5日間足されました。
2回目の鍼治療の翌日、生理から12日目の診察。
右の卵巣に12ミリ、9ミリ、6ミリと3つ出てきました。
但しE2は358.5で、不足気味。
13日目に3回目の鍼灸治療。
お灸とスーパーライザーも使い卵胞の育ちを良くする治療を
しました。
14日目の診察で、16ミリ、15ミリ、9ミリ、6ミリと
卵胞の数は4つに増えましたが、採卵できそうなのは2個でした。
16日目、21ミリと20ミリの卵胞を採卵し授精させたが・・・
1個は授精せず。1個は未成熟卵だったので培養して授精させたが
授精せず。
卵胞もいい感じで育ってはいたのですが、まだ治療回数も3回ですし、
できれば3ヵ月後くらいから身体の変化が出てくるので、
それまで、しばらく頑張ってください・・・とお願いしました。
病院ではプラノバールを2週間処方されることになり、
子宮にポリープがあるかもしれないということで、
次の周期に子宮鏡検査をすることになったのですが・・・。
Omura