薬膳を楽しもうNo.8 みょうが
みょうが(茗荷)
タイプ お血や水毒症の人に良い
性 質 寒
味 苦い、甘い
どんな経絡に効果があるか・・・と言えば、
肺、大腸、膀胱
主な効果 月経障害、消化促進で夏バテ、口内炎
みょうがの香りは独特ですね。
火照った体を冷まし、その香りは食欲を増進させてくれます。
消化を促進する効果で夏バテにはぴったり。
ホルモンのバランスを調節する効果もあり、
生理痛、生理不順、更年期障害にも良いです。
血行も良くしてくれるので冷え症の方にもおすすめ。
刺身のつまに良く使われるのは、殺菌作用があるからなんですね。
理にかなってますね。
どうしても梅雨から夏にかけて食中毒が増えますから・・・。
旬は6月~10月なんですが、
6月~7月に出回るものを「夏みょうが」、
8月~10月のものを「秋みょうが」と言いそうです、
年に2回の旬があります。
みょうがと言えば・・・物忘れ?
なんてよく言われますが、そんなことはないですよ。
みょうがの精油成分や香りで大脳皮質を刺激して、
どちらかと言えば、頭をスッキリとさせてくれる食材です。
何で物忘れが・・・なんてよく言われるのは、
一説に仏教からきているとか?
お釈迦様の弟子の周梨槃特(スリハンドク)は仏道に
すぐれていたのですが、どういうわけか死ぬまで自分の名前を
覚えられなかったと言います。
彼が亡くなってから、墓に見慣れない草が生えてきました。
一生自分の名前を荷(にな)って、苦労したということにちなんで、
「茗荷」(みょうが)と名付けられたという・・・。
そんなこんなで、茗荷を食べると物忘れしやすくなると
言い伝えられてきたのだそうな・・・。
スーパーで良く見かける花穂は「みょうがの子」とか
「花みょうが」。
棒状のものは茎で「みょうがだけ」と言います。
茗荷って、刺身のつまや、サラダや薬味などに良く使われますよね。
でも、天ぷらにしても炒めても美味しいですよ。
そこで、一品作ってみました。
「夏バテ解消!!みょうがとアスパラと豚バラの炒め物」
塩とコショウで炒めただけ。
炒める時の油はオリーブオイルがおすすめ。
オリーブオイルのかわりにマヨネーズで炒めても美味しいですよ。
黒い器は2015年に私が作った、なんちゃってやちむんで~す。
Omura