2015年11月、Kさんはどうしても仕事の都合で
採卵できなかったので、タイミングに変更。
結果、残念ながら生理が来てしまった。

転院したクリニックの方針で、
低温期にプレマリンを10日間服用、プレマリンが終わった
翌日からソフィアを10日間処方されました。
次の診察は生理2日目~5日目の予定でした。

当院に来られたのは生理から4日目。
3日目からクロミッドを1日に1錠を
5日間処方されていました。

当院では生理をスムーズに終わるように治療しました。

翌日、子宮鏡検査。初診の時にエコーで見えていた
ポリープを切除。

11日目の診察で卵胞は14mmと6mmと小さいのが2個。
12日目に卵胞がまだ小さいということでもう一度、
卵胞を育てる鍼灸治療をさせて戴きました。

15日目で1個採卵しましたが、変性卵でした。
これは仕方がありません。
ご主人の精子の状態も関係するときもあります。
良い卵胞が毎回出てくるとは限らないし、体調を整えながら
良い卵胞が出てくるのを我慢強く待たなければなりません。

2016年1月末、ソフィアを10日間処方される。
生理から2日目で24ミリの卵胞が見つかる。
4日目で急きょ採卵。
変性卵でした。

たぶん、前の周期の卵胞が残っていたのでは・・・と思う。
それにしても、4日目の採卵は20年以上不妊治療に携わっていますが、
耳にしたことが無い。
大体は、様子をみてスルーするんでけどね。

変性卵が続いたので、Kさんもできることをしようと思い、
ウォーキングを始められました。
以前から、特に運動していなかったら、ちょっとでいいから
ウォーキングしてみたら・・・とおすすめしていました。
運動効率から考えて、夕食の前にウォーキングする方が
代謝アップにいいです。

次の周期もクロミッドを服用して採卵の予定。
3日目に鍼灸治療。

今回、何故か血の濁りがきつくなっていたので、
なるべく血の濁りを無くすような治療をしました。
仕事の疲労と不妊治療のストレスがいつもより
強くなっていたのではないかと思いました。

疲れがなかなか取れない、ストレスをずっ~と感じていると、
東洋医学では体の血液が濁ると言います。
これが、お血です。

8日目の診察で、卵胞が13mm。子宮内膜は8.3mm。
Kさんにしたら、卵胞の育ちが良いし、子宮内膜も
生理から8日目で厚くなっていたのも珍しいとのことでした。
E2は280.3で、LHは5.7でした。
ホルモンバランスも悪くないです。
鍼灸治療の効果がでてきたのではと思います。

9日目にも鍼灸治療。この日はホルモン分泌を促進して、
生殖能力を高めるツボを選んで治療させていただきました。
そして、腹腔内の血行を良くするため、
スーパーライザーも使いました。

肩こりや腰痛も辛いとのことで、推拿療法でマッサージを
軽く施し、体の疲れを癒し、気と血の巡りを促進するように
しました。
鍼灸治療スーパーライザー推拿療法トリプル効果ですね。

12日目で右の卵巣から2個。左の卵巣から1個。
計3個採卵した。右の2個が授精して、3日目で2個凍結。
1年以上かかったけど、やっと凍結できた。

そして、次の周期にもう1回採卵をしたけれど、卵胞2個とも
未熟卵でした。
たぶん、1日採卵が早かったのでしょう。
採卵のタイミングも難しいです。ドクターも悩まれることが多いと
思います。
麻酔して、さて、採卵しようとしたら排卵してしまっていた
・・・という話は良く聞く話です。

Kさん、4月に結局、1個の胚移植されました。
(もう1つの凍結胚は融解の時点でグレードがダウンしたのだと
思います)
胚移植してからも、高温期をキープできるように
鍼灸治療をしています。
途中経過は良いと思いました。
あとは、プラス判定が出ることを願うばかりです。

先日、Kさんから連絡がありました。
残念ながら判定はマイナスでした。
今回、やっと採卵して凍結できて胚移植までできたのですが、
結果が出ませんでした。
でも、元気が回復したら、もう少し一緒に頑張ってみましょう。
チャンスが見えてきたのだから。

Omura