Posts By: yamo


2016年3月31日 blog 0

薬膳を楽しもうNo.4 菜の花

菜の花

味は辛、苦。
性質は温性。
帰経は肝、肺、脾。
効能は
活血化瘀(かっけつかお)と言って、気血を巡らせ、
瘀血(おけつ)を治し血液をキレイにします。

菜の花はビタミンA、B1、C、鉄分が豊富です。菜の花
春の野菜は苦みを持ったものが多いですね。
冬の間停滞していた胃腸の働きを、苦み成分で胃腸の活動を
活発化してくれます。

免疫力を高め、風邪の予防にもなります。
消腫の効能があり、ニキビや吹き出物など、肌のトラブル解消に
一役買ってくれます。

植物繊維も豊富で、便秘解消に効果があります。
酢を加えると酸っぱさと苦みの効果で整腸作用も期待できます。
菜の花を食するには甘みも加えた方がいいですね。
酸っぱい味、苦み、甘味の組み合わせのバランスで
食材の味を引き立てます。

市販されている菜の花で蕾が少ないものがありますが、
蕾にも栄養が多くあるので、購入される際は蕾の少し多めのものを
選ぶとお得ですね。

先日、居酒屋で「菜の花のからし味噌和え」をいただきました。
鼻にツンとからしの香りが味噌の優しい味と上がってきて、
春だなぁ~と感じました。

春野菜は苦みが多いですね。
東洋医学でいう五味と五臓六腑の関係でいうと、
苦みのある食べ物が食べたくなるのは五臓六腑の「心」疲れている
ことが多かったり、一緒に酸っぱいものが欲しいときは「肝」
疲れて、酸っぱい成分を体が要求しているからだと考えます。
「心」も「肝」も精神的なストレスに影響を受けやすい
五臓なのです。

春から夏にかけての五月病と言われる、
「何だか心が落ち着かなく、憂鬱感を感じやすい季節」には
苦み成分の多い春野菜が体調を整えるのに一役買ってくれるのです。
ストレスや憂鬱を感じやすい季節に苦みの多い春野菜が
大地から芽を吹いて、私たちの食卓並ぶのは一種の連鎖のようで、
偶然ではないように思います。

大地の恵みと体の健康はつながっているということだろうか。

ただ、食べ過ぎると反対に「心」と「肝」を傷つけてしまい
逆効果です。
ほどほど食するのが身体にとって一番良い方法ですね。

そう言えば、「菜の花のからし味噌和え」をいただいた翌日は、
目覚めも良く何か気分がスッキリしていたように思います。
そうそう、先日、那覇に行ってて、居酒屋で
「宮古島のぜんまいのサッと湯がいたもの」を食べました。
普段食べているのと、ちょっと形が違うように思いました。
やっぱりちょっと苦くて、少しこりこりとした食感。
泡盛がすすんでしまいました。

いつも患者さんに「何でもほどほどがいいよ」と言っている手前、
ほどほどに・・・いただきましたよ???
・・・と書いておきましょう。

Omura


2016年3月31日 blog 0

4月の無料カウンセリング ご予約状況

2016年4月の無料カウンセリングのご予約状況

● 4月 6日(水) 担当/大村

    9日(土) 担当/山崎

    20日(水) 担当/大村

    23日(土) 担当/安田

午後1時~1時30分
(各時間、お一人、または一組)

(担当は変わることがございます。ご了承ください。)

東洋医学的に見て原因や問題が解決できるかもしれません。

当院ではなかなか妊娠できなかった人たちが、
今までに 1134名 が妊娠されています。

カウンセリングの時間は30分くらいですが、
個別無料カウンセリングご希望の方は、
当院に電話でご連絡ください。
電話 0752412101

Omura


2016年3月29日 blog 0

つくし おかずの一品くらいなら・・・

山崎先生がつくしの話を書いてくれたので、
つくしの栄養価についてちょっと書きたいと思います。

春の山菜は苦みが多くその利点もあるのですが、
アクも強いですね。
余り食べ過ぎないことが肝心。

・・・というのも、つくしはアルカロイドを多く含むので、
たくさん食べない方がいいのです。

つくしにはカロテンが多く含まれます。
これは、ブロッコリーやオクラ、芽キャベツよりも多く含んでいます。
へぇ~、ブロッコリーよりも多いとは・・・。
私も知りませんでした。

抗酸化作用が強いビタミンEは野菜の中ではトップクラス
多さです。
100グラム当たり、3.5ミリグラムほどです。
バジルと同じくらいで、第7位くらい。

ナンバーワンは落花生の7.6ミリグラム。
第2位はモロヘイヤの6.6ミリグラム。
第3位は西洋かぼちゃの5.1ミリグラム。
続いて、赤ピーマン、シソ、大根の葉と続き
つくしやバジルなど・・・。

抗酸化作用・・・って、
細胞の酸化を防ぎ、老化の速度を遅くすると言われています。
アンチエイジングにはとっても大切なビタミンE。
ビタミンCと摂取することで、過酸化脂質の生成を抑え、
シミ対策になりますね。

また、毛細血管の弾力をつけてくれて、血流を促すので、
血液を抹消まで運んでくれます。
子宮や卵巣にも末梢血管がいっぱい張り巡らされているので、
子宮内膜や卵胞の質を向上させてくれるのに役立つと思います。

コレステロールを減らしてくれる効果もあるようで、
動脈硬化の予防にもつながります。

抹消まで血液が運ばれるということは、冷え症や肩こりにも
良いですね。

ただし、つくしはいっぱい食べ過ぎないでくださいよ。
春の食卓の一品程度で、普段は野菜を美味しく、バランスよく摂取することが
長続きの秘訣かもだと思います。

ん~、つくしじゃなくて何かブロッコリーが食べたくなってきた。
かぼちゃも、赤ピーマンも・・・。1459237783701
今夜の一品にレンジで温野菜でもいただくとするか。

写真は全然関係ないけど、現在制作中のやちむんの器。

黒っぽいけど、白土なんですよ。
ろくろを引いて、翌週に削って形を整えたところ。
乾燥させて、一度素焼き。
その後、色を吹いたりつけたりして、本焼きでできあがり。
さて、どんな色にしようか?
何を食材に盛ってみようか・・・?

100円均一で買った方が安くてキレイだし、使い勝手もいい。
世界に一つだけの器は自己満足ですね。

Omura


2016年3月29日 blog 0

春を感じる山菜 つくし

IMG_20160323_232723春を感じる山菜
つくし → すぎな → 問荊(もんけい)  

少しずつ日中暖かくなってきて、春が近づいて
きています。過ごしやすい日も増えてきました。

春になると、小学生のころに同級生とよく外で走り回って
遊んでいたことを思い出します。
そして外で遊んでいると山や川のそばにはたくさん山菜も生えていて、
その山菜を摘んで家にもって帰っていました。
その摘んだ山菜がその日の晩御飯のおかずの一品にとして
食卓に並ぶこともときどきありました。

春の山菜もたくさんありますが、
私が子供のころよく摘んでいた山菜は、ふきのとうと
ツクシを摘んでいました。
特にツクシが一番多く生えていたような気がします。

右の写真は、地元の友人に撮ってもらったのを、
送ってもらいました。

ツクシは成長し大きくなるとスギナという植物になります。
ツクシの状態ではいろいろと調理方法がありますが、
スギナに成長するとそうはいかないようです。

しかしスギナは生薬として服用することができ、水洗いし
日干しで乾燥させたものを「問荊」(もんけい)と言います。

問荊には利尿作用があり、それを煎じて服用すると腎臓病、
むくみ、利尿促進の効果があります。
麦茶などと一緒に煎じて服用しても味の変化があって
いいかもしれません。

また問荊は湿疹、痒み、アトピー、あせも、かぶれ等の
皮膚症状にも効果があります。煮出した問荊を患部に
貼るのも良いですし、同じく煮出した問荊を浴槽に入れ
入浴剤としてもいいようです。
ただ人によっては薬草のエキスが付着したままの状態では
症状がひどくなることがあるので、その場合はすぐ洗い流して下さい。

また問荊は炒ってミキサーにかけて粉末としても服用できます。
粉末でも効果は変わらないので、ジュース、牛乳や料理に適量を
混ぜて気軽に使用できますね。

普段、ツクシを採って食べている方は少ないかもしれません。
しかし、様々な効果もあり調理方法によってはとても美味しく
食べられます。
天ぷら、おひたし、煮物や炒め物に混ぜると、簡単でいいかも
しれません。私も子供のころはこのようにおかずの一品として
食べていてとても美味しかった記憶があります。

問荊として使用するのも良いですが、
ツクシにはアレルギー原因物質であるヒスタミン等を抑制させる
効果があり、今の時期だと花粉症にも効果があるようです。
花粉症を薬で抑えるよりも、ツクシを食べて抑えられる方が
気分的にも楽ですね。
ただし腎臓や心臓の疾病等で摂取を避けられたほうがいい方も
あるようなので、心配な方は医師に相談して下さい。

気分転換にご近所を散歩しながらツクシ等の山菜を探してみて下さい。
見ても食べても春を感じられるのではないでしょうか。

山崎 No.10


2016年3月25日 blog 0

AMH検査 0.1以下・・・凍結できた①

AMH検査とは卵巣内にどれくらいの
卵の数が残っているか ・・・ということを計る検査です。

どれだけ自分の卵巣に卵が残っているのかを知ること、
つまり卵巣予備能力を知ることで、不妊治療の方法をどうするか、
いつまで続けるかの目安になります。

AMH検査の数値が低いからと言って、 卵子の質が悪いとか
ということではありません。 卵子の老化は実年齢に比例して
悪くなっていきます。

人間の寿命は随分とのびてきましたが、卵巣の生殖年齢は
100年前とほとんど変わっていないと言われます。
ひと昔より体外受精をして45歳以上の方も妊娠され、
子供を授かれる方がおられますが、ほんの数パーセントです。
現実には厳しいものがあります。

一説には卵巣の生殖能力は40歳が限界の年齢とも言われます。
ただ、当院に来られている40歳以上の患者さんで、 卵胞の質が
なかなか良くならない・・・受精卵の質が悪かったり、 注射をしたり
クロミッドを服用しても卵胞の数が1個しか出てこないとか、
受精や 授精はするが変性卵になってしまい分割が停止したりと、
採卵はできるけど胚移植までできないという方が多く来られています。

当院ではそんな方たちが、40歳~44歳くらいまでなら、
鍼灸治療後の体外受精や人工授精で多くの方が妊娠されています。
それは、卵子の質が向上していることと、子宮の中の環境が
改善されているからだと思います。

現実、卵胞の数を増やすための薬はありますが、卵子の質を向上させる
注射や経口薬はないのです。
良くある話で・・・ 体外受精をされて、判定までの中間の血液検査の
エストロゲンやプロゲステロン、βーhcgなどの血中ホルモンの 数値は
特に問題は無いと言われても、 結果はマイナス判定。

「やはり受精卵の力が弱かったのかな・・・」と言われてします。
ええっ~!! 結局は受精卵の力・・・??? そんなこと言われても・・・、
自分自身ではどうすることも できないし、
どうすればいいの。 ・・・と思っても、どうすることもできませんよね。

卵子の質を向上させるには、卵巣に新鮮な血液が送り込まれ、
質の良い卵子が育つように女性ホルモンが出るように
ならなければなりません。

漢方や鍼灸治療をすると、全身の気の流れが良くなり、
それに伴い全身の血行も良くなります。
体全体の調子を良くすることによって、子宮や卵巣の血流改善を
することにつながります。
細胞のミトコンドリアの活性化にもつながるのではないかと考えます。

鍼灸治療のいいところは、「子宮」とか「卵巣」「内分泌」と いう
ツボがあります。 身体全体の調子を良くするツボと子宮や卵巣、
内分泌のツボも 組み合わせ、女性の生理周期に合わせて
治療方法を変えていきます。

20年以上にわたって、当院独自の鍼灸の周期療法で多くの方が妊娠されました。
今回は、現在治療中のKさん(39歳)の方のエビソートを 紹介していきたいと思います。

ちなみに、KさんのAMH値は0.1以下だったのです・・・

to be continued

Omura