Posts By: yamo


2016年2月17日 blog 0

中医学的アロマ講座 2 まんねんろう(万年蝋)とは・・・?

まんねんろう(万年蝋)とは…!?

ローズマリーの別名らしいです。
めいてつこう(迷迭香)と呼ばれることもあり、乾燥させて
お茶のように飲むこともあるようです。
写真は我が家の庭のローズマリーを採ったものです。
ちょうどきれいに花が咲いてきております。

開花時期は晩秋から春と言われていますが、                   ローズマリー
11月~5月と書いてあったり、10月~4月だと書いてあったり、
種類にもよるみたいですが、今の時期にしっかりと花を咲かせているので、
写真を載せておきました。

ローズマリーと言えば、ボケ防止や認知症などに
対して効果があるとして、テレビで取り上げられることもあります。
覚醒や頭脳明晰作用があるので、その作用が効果的ということなのでしょう。
脳の血流をアップしてくれるので、集中したい時や頭をすっきりさせて、
気分転換したい時にも良いですね。

脳の血流と言えば、当院のスーパーライザーも脳の血流を上げて
脳からのホルモンの調節をしやすくする効果もあります。
鍼灸治療の組み合わせで相乗効果も期待できます。

また、ローズマリーの精油には、筋肉弛緩作用があるので、
スポーツで疲れた筋肉にオイルマッサージをするときにも良く使われます。

さて、このようにアロマの場面で良く使うローズマリーですが、
やはり皆様なじみのあるのは料理での使われ方でしょう。
ラム・豚肉・青魚などクセの強い素材の臭み消しとして利用される一方、
鶏肉・白身魚など淡白な素材の風味づけにも使われます。

実は料理に合ったローズマリーの種類があるということで、
枝葉が少し広がった感じで上に伸びていく「半ほふく性(半立性)」の
種類が香りも良く料理向けみたいです。
他にはまっすぐ上に伸びる「立性」と地にはうように伸びる
「ほふく性」がありますが、「立性」の葉は大きくて硬く、
「ほふく性」の葉は小さくて柔らかいということで、
「半ほふく性」が料理にはベストのようです。

治療においても、何事もベストな状態や種類があるのだと思います。
体外受精で人工周期で移植を続けていてなかなかうまくいかず、
自然周期に変えてやっとうまくいく方がいたり、
またその逆であったりもします。

同じ方法で治療を続けていて、「なかなかうまくいかないな…」という方は、
違うアプローチをするのも一つかもしれませんね。
もちろん、ドクターと相談しながら。

鍼灸師・ホリスティクセラピスト
安田ブログ8


2016年2月16日 blog 0

お酢はなぜカラダにいいの?

まずは、お酢はどのようにしてできるのかな・・・
と思ったことありませんか?
私も良く知りませんでした。ん~、米とかフルーツなんかを
発酵させているのはわかるけど・・・。
で、ちょっと調べてみることにしました。

お酢は4段階の工程で作られます。
へぇ~、先ずはお酒を造るんだ。知らなかった。
(下の4工程はミツカン酢のホームページを参考にさせて戴きました。)

1. お酒を造る
米を蒸して、「米こうじ(酵素)」と「水」を加える。
酵素の働きで米のデンプンが糖に変えられ、
「酵母」を加えて糖をアルコール発酵して、お酒を造ります。
この工程を「糖化・酒精発酵」といいます。
※できあがったお酒をろ過します。このとき残ったかすは
主に飼料として利用されます。

2.お酢に変える
出来上がったお酒に「純米酢」を混ぜ合わせて加温し、酢酸菌を加える。
酢酸菌のチカラによって、原料であるお酒のアルコール成分が、
お酢の主成分である酢酸にかわります。
この工程を「酢酸発酵」といいます。

3.熟成
発酵が終わったお酢を1ヶ月程度じっくりねかせて熟成させる。

4.ろ過、殺菌
味や香りをそこなわないよう、ろ過、殺菌を行いびん詰められます。
この4段階を経て「純米酢」ができあがり~。

薬膳的にお酢は・・・
◆性味
カラダを温める「温」
味は酸味、苦み
◆「帰経」と言って、どの経絡に効果があるかと言えば、
肝・胃

◆効能
お酢の性質は「温」のごとく、体を温め経絡の肝経と胃経を助けます。
収斂(しゅうれん)作用と言って、引き締め効果で尿や汗の出過ぎを
防ぎます。
血流を良くすることによって、古い血液を浄化して、
血液サラサラ効果があります。
消化機能の促進もしてくれます。
殺菌効果で食中毒の予防にも良く、
下痢や魚肉の毒に有効です。

前回、酢しょうがを肉団子に入れてもいいかもね・・・と書きましたが、
胃が疲れたら酢豚や肉団子、鯉の甘酢料理を食すのが薬膳的
食べ方。
お酢のクエン酸と酢酸は内臓脂肪を代謝するため、夏バテや疲れているときの
疲労回復に効果があります。
ですから、料理に酢と砂糖やはちみつで甘酢の料理は
理にかなっている食べ方なんですね。

最近はお酢を飲むという健康法がありますが、ほどほどにされた方が
良いと思います。
お酢の飲み過ぎは、胃腸や心臓を酸の力で攻撃して反対に体調が
悪くなってしまうことになりかねません。
やっぱり、何でもほどほどと言うことです。

お酢を使ったドレッシングに相性がいいのは、
ゆず、すだち、かぼす、レモンなどの柑橘系の果物ですね。
梅干と合わせてドレッシングを作るのもいいです。
胡麻ドレッシングに少量のお酢も美味しいです。
沖縄ではシークワーサーが有名ですね。シークワーサーを使った
ドレッシングも一味違います。

最近は焼酎や泡盛を飲む機会が増えたりしている傾向がありますが、  15種のサラダ
シークワーサーをペットボトルのキャブの半分とか1杯入れると
二日酔いしにくいし、食事がより美味しくいただけます。

写真は、15種類の和風サラダです。
これは、外食した時に撮った写真です。
こんなサラダに酢しょうがを入れても美味しいと思います。
ネギの豚肉巻きバジルソース和えの下味ににんにくと
酢しょうがを使いました。
これは自分で作りました。NHKの今日の料理のレシピを
アレンジしたものです。
アスパラの豚バラ巻は良く見かけますが、ネギとは・・・。
冬野菜のネギは甘味があってとっても美味しかったですよ。

青いお皿は、人生初のちょっと大きいお皿づくりにチャレンジねぎ豚肉巻き
したものです。
よーく見ると、結構歪んでいます。
まっいいか。世界で一つだけの自己満足なお皿です。
ちなみに、沖縄の「やちむん」という焼き物です。
沖縄に行ったときに作りました。
焼き物の話もまたの機会にご紹介したいと思います。

Omura


2016年2月12日 blog 0

元禄港歌~千年の恋の森~ 観てきました

元禄港歌~千年の恋の森~
◆作:秋元松代 演出:蜷川幸雄
◆音楽:猪俣公章 劇中歌:美空ひばり 衣裳:辻村寿三郎
◆出演:市川猿之助、宮沢りえ、高橋一生、鈴木杏、
市川猿弥、新橋耐子、段田安則 ほか

2月14日(日)で大阪公演は終わってしまいますが、
またどこかで再演されると思います。
内容は、下のタイトルをクリックしてみてください。
どんな感じの舞台かわかると思います。

元禄港歌~千年の恋の森~

観てきました。久しぶりの演劇鑑賞でした。
場所はシアターBRAVA!
大阪ビジネスパークにある劇場です。少々不便な場所かな・・・?
チケットはローソンチケットで取ったというか、
取っていただいたので期待はしていませんでした。

ところが劇場に行ってみると、前から8番目の席。真ん中の左寄りくらいで、
花道から4つ目か5つ目の席でした。

劇が始まり、しばらくすると盲目の旅芸人役の
宮沢りえが私の真横を手を引かれながら、そろりそろりと
通り過ぎるではありませんか。

マジで、めっちゃきれいでした。
顔は小さくて、グー・チョキ・パーのグーくらいの大きさ・・・。
それはちょっと大げさだけど、女優さんって、やっぱり一般人とは
何かが違う。
何せ、オーラがいっぱいありました。

宮沢りえの前だったか後ろだったか、良く思い出せないけど
旅芸人一座のお母さんと言うかおばあさん役が、市川猿之助さんでした。
劇中、ずっと女形で老婆の姿でしたが、やっぱり上手いね。

話が進むにつれて劇の中に引き込まれていきました。
後半以降は、おばさんたちのすすり泣く声とか、泣いて鼻水をかむ音とか、
多くのお客さんが泣いていたように思います。

私も枯れた涙腺が通ったように思いました。
ちょっと、泣かされたかな。

劇中に流れる美空ひばりの「元禄港歌」「流れ人」が、
ストーリーと重なって悲しい恋の話を盛り上げていました。

まだ20代後半のころに、蜷川幸雄さん演出の「近松心中物語」を
観たことがありました。
あの時は平幹次郎と太地喜和子のキャストで大成功の舞台でした。
極寒の紙吹雪がハラハラ、ひらひらと舞い散る舞台の中心に、
叶わぬ恋に身を焦がす男と女。
紙吹雪は舞台から客席まで覆い尽くすほどの雪景色には魅了されました。

太地喜和子さんはもう天国に行かれてますけど、今でもあの名シーンは
脳裏に焼き付いています。

この時の劇中歌は森進一さんの「それは恋」。
朝霧の~、深~い道から~・・・という出だし。
ブログを見てくださってる人には、たぶん年代的に
チンプンカンプンでしょう。

チンプンカンプンという擬音を使うこと自体、もう古さを感じますね。
観劇の舞台というものを観たのが、「近松心中物語」だったように
記憶してます。
この話も良かったなぁ~。

コンサートでノリノリもいいけど、時にはシチュエーションをかえて、
観劇のライブ感もいいですよ。
それが美味しいものを食べるのでもいいし、旅に出かけるのもいいし、
新しい洋服を選びにショッピングに出かけるのもいいのでは・・・。
気分を変える時間って、大切だよね。

Omura


2016年2月10日 blog 0

酢しょうがで代謝アップ

今回は「酢しょうが」のご紹介です。

以前、「酢たまねぎ」をご紹介しましたが、
今、「酢しょうが」が注目を集めているようです。

「酢しょうが」って・・・もしかしたら、まんま?
ご想像のとおり、「酢」に「しょうが」を漬けたものです。
作り方は、と~っても、超カンタン。

しょうがを良く洗ってから、皮のままスライス。
もしくは細切りでもいいし、みじん切りでもいいです。
使い勝手からすると、いろんな料理に使えるのは、
みじん切りにする方がいいかも。
容器にみじん切りにしたしょうがを入れ、お酢をひたひたに入れて1455021972302

一晩漬けるだけ。
お酢は穀物酢、米酢、リンゴ酢、黒酢などお好みのものでいいいです。

はちみつを入れると甘酸っぱくて食べやすいですし、
蜂蜜の効果も加わってパワーアップします。
パワーアップつながりで言うと、ニンニクのみじん切りやスライスを
入れるのもいいですね。

写真は、米酢としょうがのみじん切り、はちみつ大さじ1杯を加えて
作ったものです。

しょうがに含まれるショウガオールは調理で熱を加えることによって、
エネルギー代謝を上げてくれます。
生しょうがに含まれるジンゲロールは、脂肪の蓄積を抑えてくれます。
お酢の効果で血液サラサラ。
1日15ミリリットルで体脂肪を減らしてくれるそうな・・・。
スプーン1杯くらいですね。
・・・と言うことは、普段の料理に酢しょうがを使うことによって、
血液サラサラにダイエット、美肌効果もあってキレイになれる
食材です。

当院では不妊治療されている方を専門に治療させていただいておりますが、
よく患者さんに言うのが、
「キレイになると妊娠しやすくなりますよ」と言っています。

どういうことかと言うと、鍼灸治療を始められて2か月~3カ月目くらいから
生理の色がきれいな赤色になって、サラサラになってきます。
吹き出物が多かったり、肌アレルギーで肌のトラブルがあったり、
アトピー性皮膚炎が出にくくなったりします。
中にはアトピー性皮膚炎がほとんど出なくなったという患者さんもおられます。

鍼灸治療で濁り気味だった血液をキレイにする効果があるからなんです。

全身の血行が良くなっていくということは、子宮内膜がフカフカになったり、
卵胞の質の向上に効果が出てきます。

食生活を見直すことも大切だと思いますが、
さらに鍼灸治療されるとその効果は相乗効果で、妊娠までの時間が
短くて済みますよ。

ちなみに「酢しょうが」の簡単な食べ方は、温かいご飯の上に少し乗せるだけ。
結構、いけますよ。
おにぎりに使ってもいいかも・・・。

オリーブオイルとしょうゆ少々と、酢しょうがで、ドレッシングも
簡単にできますね。
熱を加えることも大切なので、炒め物の料理の隠し味に使うのも良いですね。
肉団子のタネにも使えるし・・・と、とにかくバリエーションは
自由自在です。

何事も続けることが大切ですけど、ブームに乗って「そればかり」というのは
お勧めできません。
バランスよく長~く続けることがポイントですね。

では、東洋医学的にお酢やしょうがはどんな効果があるんでしょうか?
次回のブログでご紹介することにしましょう。

Omura


2016年2月8日 blog 0

お酒で健康な身体づくり?

2016年になり早いもので既に1月も終わり
2月に入りました。
年明けは正月や新年会等でお酒を飲む機会も
多かったと思います。
お酒はやはり楽しく飲みたいですが、しかし酔いがまわると
ついつい飲みすぎて次の日に残ったという経験を
された方も多いと思います。

「酒は飲んでも飲まれるな!」と言われるように
飲み過ぎは注意したいものです。

お酒もいろいろ種類がありますが、特に日本酒は「百薬の長」と
昔から言われています。適量な飲酒は病気の予防や美肌効果、
そして身体を元気にしてくれ健康維持にも一役買ってくれます。

飲酒をすると顔が赤くなりますが、それは血液循環が
良くなっているからです。日本酒は緊張で収縮した血管を
拡げて毛細血管の働きを活性化させてくれます。

ということは、血液循環が良くなり、冷え性や肩こりにも効果ありです。
また、日本酒には血行を良くする働きと利尿作用もあるので、
適量なら代謝を高めて疲労回復効果もあるようです。

日本酒には、多くのアミノ酸が含まれています。日本酒
日本酒に含まれているアミノ酸には、ホルモン分泌の促進、
肝機能の向上、整腸作用、健胃作用、免疫力の向上などの
効果があります。

すなわち、便秘の解消や美肌効果、食欲増進の他に、動脈硬化や
心筋梗塞、肝硬変などの多くの生活習慣病の予防もできます。
そして悪玉コレステロールの酸化を防ぎ、善玉コレステロールを
増やす効果もあるので、血管も若く保つことができます。

日本酒の中には、ワインの約2倍、ビールの約10倍もの
アミノ酸が含まれている為、同じお酒でも日本酒が一番身体にとって
効果ありなのではないでしょうか。

では、1日にどれくらい飲めばいいのかというと、量としては
約1合(180ml)が適量だとされています。
もちろん1日に適量を飲んでいたとしても、やはり週1~2日の
休肝日は必要ですよ。

1日に約1合というのは定期的にお酒を飲んでいる方の目安なので、
お酒があまり得意ではない方は無理に飲む必要はありません。

中にはお酒が苦手だったり、1滴も飲めないという方も
おられますから。

お酒は飲みすぎると身体にとって害になりますが、
適量なら逆に身体にとってもメリットとなるので、
1日の締めくくりは夫婦で晩酌をされてもいいかもしれませんね。

山崎ブログ8