Posts By: yamo


2014年10月8日 blog 0

最新版「ふっくらNo.8」 できました。

足立病院の生殖内分泌医療センターで発行している
最先端医療と東洋医学による未妊サポート情報誌「ふっくらNo.8」
最新号が出ました。
今回で8号目。こんなに長く続くと思っていませんでしたが、
コツコツやれば、続くもんですね。

当院のホームページの左下にNo.7までの内容はPDFファイルで
見れるようになっています。
足立病院生殖内分泌医療センターの受付の前にも置いてあるので、
ちょっと興味ある方は病院まで足を運んでみてはいかがでしょう。
今回の1ページ目の中山先生のテーマは、
「着床障害の原因と克服法ー血流改善よって本来のメカニズムを取り戻す」です。
ちょっとタイトルが長~いですが、わかりやすいですね。

そして2~3ページ目のテーマは、
「不妊治療で良く使われる漢方とツボー前編」です。
足立病院生殖内分泌医療センター長の中山貴弘先生。
高雄病院・漢方医の橋本正也先生と私、烏丸御池鍼灸院院長 大村賢秀の3人で
ディスカッションしております。
年内にNo.9が出る予定ですので、後編はNo.9にご紹介しましょう。

これから何回かに分けて、「ふっくらNo.8」の内容を
ご紹介していきます。
今日はお知らせまで。
では、次回をお楽しみに。

Omura


2014年10月7日 blog 0

2014年9月の妊娠報告

9月に妊娠された方の人数 12名(48%)
(体外受精にチャレンジされた方 総数25名)
48%の妊娠率ですが、なかなか妊娠できなくてという患者さんばかりですので、
決して低い妊娠率ではないと思います。

平均年齢 36.5歳

●Fresh Day3  1名  35歳
●Fresh Day5  3名  31歳、31歳、42歳

●凍結胚 Day3  1名 42歳
●凍結胚 Day5  5名 32歳、34歳、37歳、40歳40歳

●2ステップ Day2&Day4  1名 42歳
●2ステップ Day3&Day5  1名 32歳

1ヵ月で妊娠された方12名のうち、5名が40歳以上でした。(41.6%)
年々、40歳以上の方が多くなるように思います。
妊娠された方すべてが体外受精でしたが、
体外受精までしなければならない患者さんが
来られているからなんです。
みなさん2~5回くらい体外受精したけれど、
マイナス判定の繰り返しでホームページを見たり、
足立病院の小冊子「ふっくらく」を見てご連絡下さいました。
卒業された患者さんのご紹介も多いですね。

いつも思うことなのですが、もう少し早く来てくれれば
何とか卒業できるのに・・・と感じます。
やはり年齢が若い方が鍼灸治療しても妊娠までの期間が短くて済みます。
以前から知っていたのですが、なかなか鍼灸までしようと思わなかったとか、
やっぱり痛かったらどうしようとか思われていた方が多いです。

先日鍼灸の経験のある初診の患者さんに鍼をしていると、
「あれっ!先生、痛くないです」・・・とポロリと言われました。
「えっ!どういう事?」
「以前行っていたところはちょっと痛かったし、次に行こうと思っても
なかなか足が向かなかったんです」
「そうですか。痛くない鍼を売りにしてるからね」
「鍼灸治療は血流が良くなるので終わったら体が軽くなって気持ちいいもんだよ」
・・・なんて会話がありました。

どうしようかな・・・と思っておられたり、悩んでいたりしていたら、
チャレンジしてみて下さい。
どうしても怖いという方は、鍼を刺さないシールの鍼もありますよ。

Omura


2014年10月2日 blog 0

やっと妊娠できましたNo.2-⑥ 順調なのに・・・

やっと妊娠できましたシリーズのNo.2の続きが開いてしまって
どうもすみません。
その間にいろいろと書いていたのですが、
「山芋のねぎ焼き」は好評らしく、
「さっそく作ってみました。予想以上に美味しかった」・・・と
患者さんが教えてくれました。
山芋とろろが苦手なご主人も意外にパクパク食していたそうです。

さて、Nさん(39歳)の話の続きです。
妊娠6週6日で心拍の確認ができました。
CRL(頭臀長)は8.9mm。
順調な滑り出しです。
一週間後の診察でCRL(頭臀長)は15mm。(7週6日)

8週6日でCRLが20mmで胎児の状態は順調に発育しているとのこと。
次は産科に行くと思っていたら、もう一週間後に診察に来てください
といわれたそうです。

9週5日で診察。胎児の心拍は停止。
3日後にもう一度診察。やはり心拍は停止の状態。
6日後に掻把のオペが決定されました。
Nさんは再び奈落の底へ突き落された気持ちで、
掻把までの日々を過ごさなければなりませんでした。

今回は不育症の対応でヘパリンの注射もしていたし、
胎児も順調に成長していると言われていたのに・・・。
担当の先生に質問すると、プロティンS活性の問題か染色体の異常かも
という回答だったそうです。

掻把後、今回の流産は胎児の染色体異常だったことが判明。
こればかりはどうにもできない問題ですね。

そして2周期開けて、再び凍結胚移植へチャレンジすることになりました。
その間、年を挟んでの休憩の期間になり、
先ずはゆっくりと体を休めることをおすすめしました。
ですから鍼灸治療も2周期お休みすることにしました。

病院に行くことや不妊治療に関わる治療などから解放される時間を
作ることも、遠まわりのようで近道だったりするからです。

ただ、正月に家族が集まるとNさんのストレスは増大してしまうのでした。

to be continued
Omura


2014年9月29日 blog 0

脈と舌を診ることって・・・

先日患者さんのNさんが治療に来られた時の話。
ベッドに横になってもらって、「脈」と「舌」を見て、
体の状態をチェック。
脈を診るのを「脈診」、舌を診るのを「舌診」といいます。
漢方を出される先生も同じように、脈診と舌診は
ワンセットと言っても過言ではないくらい、東洋医学の診断には
必要不可欠なものだと僕は思っています。

反対に、脈や舌の状態が把握できないとどこに鍼をしてツ
ボの組み合わせをすればいいか判断できません。
わかりやすく説明させてもらうと、脈が太いのか細いのか、
深いのか浅いのか、強いのか弱いのか、何か詰まっている感覚があるのか、
ざらざらしているのか、空洞な感じがするのか・・・等々をチェックします。

舌は色が白っぽいのか赤っぽくなっているのか、舌の苔が黄色っぽくなって
口の中が粘つくのか、紫っぽくなっているのか、それとも黒っぽくのか、
茶色っぽいのかなどの舌の色のチェックをします。
舌が痩せている感じがあるか、それとも高野豆腐のように膨れてしまって、
歯の跡が舌の縁に出ていないか、
舌の裏の静脈が怒張していて紫の色が濃く出ていないか・・・などを
10秒くらいで判断します。

それと体の歪みもチェックしないといけません。
体が歪んでいると肩こり腰痛もなかなか直らなかったりしますし、
骨盤が歪んでいたり股関節周囲が固いと腹腔内の血行が悪くなり、
子宮や卵巣にきれいな血液が十分に行きわたらなくて子宮内膜の厚さや質、
卵胞の質に悪い影響を与えます。

毎回患者さんの脈と舌をチェックしてから治療をはじめます。
鍼治療に入る前に顔色や肌のつや目の下のくまがあるかないか、
手足の先は冷えてないか、または火照ってないかなどもチェックします。

声に元気があるかなんかも診断の一つになりますね。
鍼をうつ前にいろいろ患者さんの状態をみます。

治療を続けていると脈が整ってきます。脈に元気がでてくると言った方が
わかりやすいでしょうか。
鍼治療の20分~30分の間に脈がいい状態に変化します。
3ヶ月くらいすると舌の色はだんだんときれいなピンク色になっていきます。

脈が整って来たり、舌の色がきれいなピンク色に変化していくと、
月経の色がきれいになっていきます。
肌もつやが出で、元気が出てきます。
声にもはりが出てくるし、風邪をひきにくくなる。
のぼせも冷え症も改善されていきます。

それは妊娠しやすくなっている状態になっているということです。
受胎のチャンスなんですね。

Omura


2014年9月25日 blog 0

★10月の無料カウンセリング゛

10月の無料カウンセリングの日程

●10月18日(土)
午後1時、午後1時30分

●東洋医学的に見て不妊原因はどのタイプに属するのか診断いたします。
また、その解決方法のアドバイスもいたします。
●鍼灸治療はどのようにするのか、当院の治療の方法もご説明いたします。
●その他、不妊治療で疑問に思っていることなどがありましたら、できる範囲でお答えいたします。

カウンセリングの時間は30分くらいですが、個別無料カウンセリングご希望の方は、
当院に電話でご連絡ください。
電話 075-241-2101
もし一人で悩んでおられるのなら、気軽にご相談ください。
少しはお力添えできると信じております。
Omura